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防火訓練 in 竹の丸
2013年03月07日 11:51
防火訓練 in 竹の丸

「文化財防火デー」(1月26日)に合わせ、平成25年1月23日、掛川市有形文化財「掛川市竹の丸」でも防火訓練が行われました。1階トイレの前で漏電による出火、初期消火に失敗するという設定です。竹の丸スタッフが通報し来館者を誘導、その後消防車2台・救急車1台が駆けつけて消火までの手順を確認しました。「スモークマシーン」と言われる煙を出す機械を使って煙を出したり、消防士による放水も行われたりし、実際の火事さながらの訓練でした。

それでは、防火訓練の様子をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=J_eZxyVRgw8&feat…e=youtu.be

防火訓練を終えて
火の用心はもちろん、日頃から消火器の場所を確認するとか、家の住所を電話の近くにメモしておいておくとかすることが重要だと思いました。1.5tの水が入る消防車で消火しても2分程度しかもたず、地元消防団のフォローが必要不可欠だと感じました。(訓練のため、1.5tの水が入る消防車1台でしたが、実災害では10tの水を積んだ大型水槽車も出動します。また、西分署からも水槽付ポンプ車と大型水槽車も駆けつけます。)
火災に気づき自分で消火する場合は、自分の逃げ道を確保してから行うこと、人の背丈くらいまでの炎が消せる限界だということを教わりました。また、煙の中に入るだけでやけどをしてしまうこと、煙にまかれて亡くなる方が多いということを知り、無理に自分で消火しようとせずに、消防士に任せることも命を守るのには大切なことなのだと痛感しました。
火災の原因となる、たばこの不始末や電気による漏電、電気ストーブで衣類が燃えたなど、どの家庭でもあり得ることです。コンセントのほこりで火事になることもあると聞き、火事を未然に防ぐ対策も必要だと思いました。

個人として、出来ること・注意すること
家の近くでの焚き火には注意が必要です。掛川では焚き火による火災も多いらしく、50メートル先の焚き火で火事になることもあるそうです。掛川で起きた火事件数は、3年前は多く79件ありましたが、昨年は41件と減ったと消防の方に伺いました。“予防できることもたくさんある。救える命は救いたいとの思いでやっている。”との消防士の生の声を聞き、防げる火事は防ぐということの大切さを感じました。また消防署では、焚き火の注意を同報無線で行うなど予防に努めているそうです。

“命を守る”という消防士のみなさんの仕事を、改めて身近に感じた防火訓練でした。掛川市中央消防署のみなさん、ご協力していただき、本当にありがとうございました

撮影/河住雅子・森茂香里
レポート/鈴木幸恵

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防火訓練 in 竹の丸 - 13/03/07 11:51 (カケレコ編集部)