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第4回巨大災害法的問題解決勉強会が行なわれました
2016年06月12日 00:18
昨日6月10日(金)御前崎災害ネットワーク主催の第4回目の
法的問題勉強会が行なわれました。熊本地震の具体的な事例を
盛り込んで、まだ取扱事例として少ない災害関連法の説明が永野弁護士より
お話がありました。巨大災害が連発している昨今ですが、なぜか災害関連法の
周知や徹底はいまだに進んでいません。ライフワークとしてこの関連法を
学ぶことはとても重要なことであり、行政・市民ともに法治国家に住む以上
真剣に学び、運用基準や即応的な改正を訴えて少しでも復興への道のりを短く
将来に希望を持てるような法律をもっと提案してゆくことが肝要と思います。
一例で、災害救助法の一般基準
① 避難所の設置・運営・・・避難者一人あたり1日320円まで/これではダンボールベッドの設置は困難
② 炊き出しなどの食事・・・一人1日1,080円まで/これではパンおにぎり水
が限界、暖かな汁物はもらえない
③ 仮設住宅1戸29.7㎡まで 工事金額は2,621,000円まで/これでは寒冷地仕様は作れない
しかし特別基準があり被害の程度や居住条件で上記を上回る基準設定も可能です

災害救助法・被災者生活再建支援法はSランクの重要法と永野先生は訴えております。平時にどれだけ予備知識を学び、周知を徹底させるか考えさせられます。
主催者落合代表も5月に赴いた熊本支援で行政職員の方の涙を見てこの勉強会の大切さをあらためて実感されたそうです。

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