【第3回レポート】「中間支援センター活用講座」
2017年02月06日 13:51
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今年度最後となる第3回のNPOプレゼント講座は、「協働で地域活性化! 中間支援センター活用講座 ~つなぎ・つながる交流の輪~」をテーマに実施しました。中東遠にある4センターの実情発表のあと、中間支援センターの役割と課題、そして期待することなどを話し合いました。
1.センター事業紹介 「各センターにおける実施事業の紹介」 ①袋井市協働まちづくりセンター「ふらっと」 センター長 山鳥裕子 氏 【運営形態】公設民営 【開設時期】平成18年5月 【実施事業】 ・協働コーディネーター育成講座 ・市民団体冊子作成事業 ・ふらっと祭 ・情報発信 【その他】 ・「ふらっと」に登録している団体58からなる ・人件費、管理費などを生み出すため自主事業(寄付金の販売、もったいないフェア、貸館等)を行っている。 ・145団体を掲載した市民団体冊子を作成しているが、今年度50団体程度をプラスして掲載したい。 ・「つながる」をキーワードに今後も活動したい。 ②掛川市まちづくり協働センター スタッフ 梅田知孝 氏 【運営形態】公設公営 ・掛川市は唯一の公設公営。それは、協働によるまちづくり推進条例の中に「地縁組織のサポート」が入っており、市の責務としてNPOや市民団体などのサポートも行う。 【開設時期】平成27年4月 【実施事業】 ・場の提供 (打合せや無料wi-fiの提供) ・情報の発信 (まちづくり団体ガイドブック作成) ・交流会の開催 (まちづくり団体交流会、NPOなんでも相談会、協働によるまちづくり活動発表会) ・市民活動推進事業補助金 【その他】 ・分野を超えた交流やNPO同士の連携が今後の課題。 ・NPO法人認証事務権限があるので、NPO法人事務についてのアドバイスも行っている。今後、中東遠地域全体の認証事務ができるようにしたい。 ③菊川市市民協働センター スタッフ 鈴木貴大 氏 【運営形態】公設民営 【開設時期】平成28年4月 【実施事業】 ・《聴く》 相談会の開催 (日常的な市民活動相談だけでなく、専門家による相談や企業の社会貢献相談会なども実施) ・《学ぶ》 講座、セミナーの開催 (ニーズに応じた講座開催を目標に、地域デビュー講座や中高生のNPO体験講座、きくがわ未来塾なども実施。またインターンシップや職場体験も受け入れている) ・《つなぐ》 マッチングの支援、交流会の開催 ・《広げる》 取材、情報発信 (フェイスブック、ホームページ、センターだより、ガイドブック、パネル展等) 【その他】 ・「地域で何かやってみたい」と活動を考えている人、すでに活動を行っていて悩みや課題を抱えている人のための「出会いと交流の場」として、身近な相談役、つなぎ役として、気軽に利用してもらえる場を目指したい。 ④磐田市市民活動センター センター長 三輪邦子 氏 【運営形態】公設民営 【開設時期】平成12年9月 【実施事業】 ・活動の場、交流 (のっぽ情報ひろば、市民活動フェスタ) ・人材育成 (ファシリテーション講座、プレゼンテーション講座、中学生リーダー育成ボランティア講座) ・情報発信 (センター通信、ニュースレター、パネル展、フェイスブック、ホームページ) 【その他】 ・磐田独自のものがいくつかある。 ・いわた減災ネットワーク連絡会は平成27年4月に立ち上げ。 ・協働シンポジウムは、「減災をめざした地域づくり」をテーマに、自治会連合会防災部、市社会福祉協議会、いわた減災ネットワーク協議会と連携して開催。情報共有の重要性を確認。今後、地区ごとにできたらと検討中。 ・市内22ある交流センターとの連携。成り立ちがいろいろなので、これまで連携が難しかった。関係づくりが課題。 ・市社会福祉協議会の「ボランティアセンター」との連携を、今年度から本格的に動き始めている。 2.グループワーク 「中東遠地域に期待すること」 進行 菊川市市民協働センター センター長 笠原活世 氏 ①発表の中から、各センターの「良い」と思ったこと ・各センターの事業例が見えてよかった ・各センターの特色の対比ができてよかった ・各センターの課題が見えてきた ・新しい協働の形が見えた ・ボランティアセンターとの連携が素晴らしい ・ママさんたちの交流の場、多文化交流の拠点になりそうなところがいい ・中高生や若者を巻き込む取り組みが素晴らしい ・市民活動紹介冊子の活用方法が参考になった ・冊子を活用し、情報共有しながらマッチングできている事例が素晴らしい ・資金面で自立しようとしているところがいい ・補助金の応募団体にさらにアドバイスして進化させているところがいい ②センターが「こうなったらいいな」と期待することや「こんなことしたいな」等の目指したいこと 【人材】 ・人材育成事業 ・人材バンクとして活用 【交流】 ・他NPOや他分野、他市町村との連携や交流 ・気軽に交流できる場 ・中高生や若い人との交流 【情報発信・情報交流】 ・課題の共有 ・協働センターの周知 ・宣伝力の強化(人集めも含め) ・新しい媒体(メディア)の活用 【支援力】 ・NPOの自立、財源確保 ・経営力基盤強化 ・評価レベルの見える化(評価表の作成等) ・出会いからマッチングへ ・各市町、切磋琢磨できるような仕組みづくり ・行政への政策提言ができるセンターへ ③まとめ ・各センターが情報共有できる場づくり ・分野や市町を超えて連携できる仕組みづくり |