掛川市が津波防災対策ソフト面、139市町村中33位
2017年09月11日 22:53
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9月1日の防災の日は過ぎてしまいましたが、「防災ガール」が調査した、ランキングに全国の139市町村の中に掛川市が33位に入っています。ソフト面ということですが、ハード面でも海岸近くの方の安心に繋げてほしいと思います。
一般社団法人防災ガール 日本発の津波防災の合図である「オレンジフラッグ」を普及啓発するプロジェクト「#beORANGE(URL:http://beorange.jp/ )」を企画・運営する一般社団法人防災ガールは、南海トラフ地震で被害が予想されている全国14都道府県の沿岸部139市町村を対象に独自調査を実施し、「津波防災のソフト面対策自治体ランキング2017」を作成しました。 ■採点基準について ◉1次審査の採点基準及び配点 基礎点 計30点(部分点なし) ①防災計画が作成済みである 15点 ②防災計画の直近のアップデートが平成24年4月以降である 5点 ③防災計画がインターネット上で閲覧・ダウンロード可能である 10点 加算点 計70点 ①検索容易性(計10点) ・ファイルが分割して掲載されている(5点・部分点なし) ・目次が分割して掲載されている(5点・部分点なし) ②ソフト面対策の充実度(計35点) ・津波避難ビル・タワーへの避難の実効性を担保する具体的な施策への言及がなされている 5点 ・コミュニティ形成に関する施策への言及がなされている(5点・部分点なし) *施策の具体的な内容評価までは踏み込まず、「ワークショップ実施」「行政アプリ活用」「定期勉強会」などのキーワードの有無を基準に採点。 ・ソフト面対策の普及啓発の実効性に関して、具体的な施策への言及がなされている(10点・部分点なし) ・その他、ソフト面対策の具体的な施策への言及がなされている(1施策3点で15点満点) *住民の関わり方(一方向か双方向であるか、学びを伴うものであるか等)が類似の施策はまとめて1施 策としてカウント。 ③観光客と外国人への対応想定の有無(計15点) ・対応の必要性への言及がなされている(5点・部分点なし) ・具体的な施策への言及がなされている(1施策2点で10点満点) ④地域に根ざした津波避難計画の有無(計10点) ・津波避難計画がインターネット上で閲覧・ダウンロード可能である(5点・部分点なし) ・地形や文化的背景、地域柄などを踏まえた計画が策定されている(2点・部分点なし) ・その他、計画の実効性を担保する具体的な施策への言及がなされている(1施策1点で3点満点) ◉2次審査の採点基準と配点 アメリカの社会学者シェリー・アースタインによる「住民参加の階段」(Step of Citizen Participation)を参考に、各段階につき以下のとおり配点しました。採点においては、防災計画内のソフト面対策の具体的施策ごとに該当する段階を評価し、1施策ごとに点数を積算していく方式を採用しました。 また、最終的なランキングを決する総合点は、(1次審査の点数×1/2+2次審査の点数)により算出しました。 ①聞く・知る(3点) 例:防災パンフレット作成配布、ハザード マップの配布、インターネット、ラジ オ、テレビ、新聞、ケーブルテレビ、防 災行政無線、広報車、アプリ等 ②考える(5点) 例:講習会、シンポジウム、研修会、勉強 会、映画、セミナー、津波高表示、畜光 石等 ③要求する(8点) 例:市民懇談会、相談窓口等 ④加わる(12点) 例:防災訓練等 ⑤身につける(15点) 例:ワークショップ等 ⑥住民主導(20点) 例:オレンジフラッグ等 |