掛川市防災士の会の「命を守る火災警報器」
「命を守る火災警報器」の書込一覧です。
命を守る火災警報器
【閲覧数】853
2017年05月30日 21:50
この頃掛川市内は火災が多く、消防車のサイレンをよく聞きます。
28年度の火災の検証が出て、原因も検証されていますので、みんなが注意すれば、火災はずいぶん減ると思われます。

先日近くで火災が発生し、1階の住民の方が亡くなるという痛ましいことがありました。
明け方2階の住民の方は火災警報器の鳴る音で気が付き、通報した時には煙がひどく2階から飛び降りたようです。
出火原因はわかりませんが、まだみんな寝ていた時間で火災警報器が命を救ったといってもいいと思います。
住宅への火災警報器の設置が義務付けられてから10年たち、リチウムイオン電池の寿命もきています。
今一度設置してある警報器が有効か、確認してみる必要があるかと思います。
住宅用火災警報器は、発売当初は高額でしたが、今は安価なものも出ていて、自分で簡単に取り付けられます。
火を出さないことが第一ですが、もしもの時に命を救ってくれる火災警報器が取り付けられていれば安心して眠れますね。

書き込み数は5件です。
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Re: 命を守る火災警報器
【返信元】 命を守る火災警報器
2017年06月05日 22:19
静岡県のホームページから

「ついててよかった!住宅用火災警報器」
住宅用火災警報器により火災の被害拡大を防いだ事例(奏功事例)が、静岡県内でも多数報告されています。
平成28年(1月~12月)では、45件の報告がありました。
死者の発生した住宅火災の出火原因は、「たばこ」「ストーブ」「電気器具」の順に多く、就寝時間帯(深夜2時~6時)の火災に死者が集中しています。
今回寄せられた奏功事例の中にも上記の出火原因や時間帯でありながら、難を逃れた例も多く挙げられています。
家庭内での火災をいち早くキャッチし、知らせてくれる住宅用火災警報器。市町の条例により、寝室、階段(寝室が1階以外にある場合)に設置が義務付けられています。
ご自身やご家族の命を守るためにも、必ず設置をお願いします。


・就寝中、隣の部屋から住宅用火災警報器の音が聞こえてきた。
確認に向かうと、喫煙したたばこの吸い殻が座布団に落下し着火していた。
座布団を玄関先の水の入ったかめの中に入れたことで消火に成功し、ぼやで済んだ。

・就寝中、住宅用火災警報器の音が聞こえてきた。
廊下を確認すると、煙と炎が見えたため、家族3人で窓から屋外へ避難した。
近隣住民が通報し、全焼したものの負傷者はなかった。
出火原因は、屋内テラスに干していた洗濯物がハロゲンヒーターに落下し着火したことだった。

・1階の居室にいると、住宅用火災警報器の音が聞こえてきた。
2階へ行くと、寝室から火煙が立ち上っていた。
自宅内の住宅用消火器と水道からホースを延ばして初期消火を行ったことで大事に至らなかった。
出火原因は、エアコンの電源コードを長い間延長コードに接続していたことによるトラッキング現象だった。

身近なところに火災の原因があります。
もう一度、家の中をチェックしてみましょう。
Re: 命を守る火災警報器
【返信元】 命を守る火災警報器
2017年06月05日 19:47
静岡新聞の記事より

「火災警報、近所で連動へ 地域ぐるみで初期消火
 総務省消防庁は、住宅用の火災警報器を飲食店や住宅など隣接する複数の建物で連動させる仕組みの普及を検討する。飲食店が不在でも隣の住民が気付けるようにして、地域ぐるみの速やかな初期消火を目指す。今夏にも木造建物が密集する地域20カ所程度を選んでモデル事業を始め、効果や課題を検証する。
 ラーメン店がこんろの火を消し忘れて出火、強風で木造住宅密集地に燃え広がった新潟県糸魚川市の大火(昨年12月)が契機となった。消防庁によると、火元の店主は出火当時、不在だった。隣の住民は家にいたが出火に気付かず、店主が戻った時には、自力消火できないほどに火の勢いが強くなっていた。」

実現はすぐには無理だと思いますが、1件の火災が及ぼす影響は多大です。
大火になると災害になります。
地域で火を出さない、小さな火のうちにみんなで消す、意識してみんなで気を付けましょう。
Re[2]: 命を守る火災警報器
【返信元】 Re: 命を守る火災警報器
2017年06月05日 07:45
ちゆき様、コメントありがとうございます。

昨年掛川市内の住宅火災で、火災警報器の作動により火事に気が付いたというお宅が3件あったそうです。
設置していれば有効な火災警報器ですが、義務化から10年がたってもいまだ設置していない家もあるようです。
ネックは機器の費用の問題と、自分で設置することへの負担でしょうか。
火災警報器や部屋数により複数個必要ですし、一つ作動すれば連動しほかの機器も鳴る無線式は高額になります。
設置はドライバー1本でできますが、場所の見極め、高所であるなど高齢者の方には無理と考えてしまうかもしれません。地区や周りの人が手助けできれば良いのですが。

消防では去年の火災の多さ、今年に入っても住宅火災が続いていることから、安価なものでも有効であるので設置するよう地域ごとに働きかけていくようです。

まずは、出かけるとき就寝時には必ず火の元の確認をし、火を扱うときには火災にならないように意識づけ、そのうえで火災警報器の設置で安心を担保することだと思います。
Re: 命を守る火災警報器
【返信元】 命を守る火災警報器
2017年06月05日 03:10
 こんばんは、亀レスですが。

 当方、紺屋の白袴で、連動式火災警報器の一筆書き配線が大変なため、買ったまま死蔵しており、発災時に他の部屋では聞こえない電池式火災警報器しか設置しておりません。
 今なら、電池式で無線電波で連動する(配線不要)ものがあるので、交換の際には其れで妥協するかと考えております。

P.S.リチウムイオン二次電池ではなくリチウム一次電池が使用されています。
Re: 命を守る火災警報器
【返信元】 命を守る火災警報器
2017年06月01日 23:46
もう時効だと思いますから書きますが、私の実家も火災で燃えてしまったかもしれない出来事がありました。
私が子供のころ、小学生低学年の下の弟妹二人がめんこにロウを塗って強くしようと、ろうそくとマッチでその作業を裏の広縁でやっていて、どう燃え広がったかは知りませんが、子供二人が外の水道に何回も水を汲みに行く様子を、家の中から偶然見た叔母が気が付き消火して、障子1枚燃えただけで済みました。
それだけで済んだから笑い話ですが、天井まで火が燃え移ってしまったら、昔の事ですので全焼になっていたと思います。
弟は大人になってから地元の消防団に入り、自営だったので常に無線を身に着けて仕事をしていました。
火を出さないようにすることが一番重要ですが、万が一火が出たときに対処法を知っていなければ、身の危険にも及びます。

初期消火とは、火災による被害を最小限に食い止めるための消火活動です。

・火がまだ天井(あるいは、自分の身長以上)まで燃え広がっていない状態の火事
・火元の状況にもよるが、時間にすると、出火から概ね2~3分以内の火災

火災発生→ 周囲に大声で知らせる→119番通報→消火できる場合は消火器などで消火
消火できない場合は身の安全を考え、消火を諦め直ちに非難!(避難時に余裕があれば燃えている部屋の窓やドアを締め切り空気を遮断する《延焼防止》)

一般家庭では、いきなり大火災になることは滅多にありません。

最初の出火は小さいので、いかに落ち着いて速やかに対処できるかが重要になってきます。

住宅火災の場合、出火後、2~3分が自ら消火活動が行える限界の目安と言われています。

火元の状況によっては、誤った消火活動は、かえって火災を拡大してしまうおそれもあります。

石油ストーブ   消火器がある場合は、直接火元に向かって消火液を噴射する。消火器がない場合は、ストーブの真上(斜めにかけると石油が飛び散る恐れがありNG!)から水をかけるか、水に濡らした毛布やシーツなどを手前から覆って空気を遮断してから消火にあたる。

カーテン・襖・障子等   カーテンや襖などに燃え広がると、初期消火が行えない天井にまで火が回ってしまう危険性が高いため、まずは引きちぎったり、けり倒すなどして、火元を天井から遠ざけた上で消火に当たる。

衣服   身に着けている衣類に火がついてしまった場合は、できるだけ早く頭から水をかぶる。近くに水がない場合は、地面に横になって転げ回って消すのもよい。

電気製品  感電のおそれがあるため、いきなり水をかけるのはNG!まずはコード類をコンセントから抜き(ブレーカーも切ってしまうのもよい)感電の危険を避けてから消火にあたる。

油なべ  天ぷらなべなど、油に火がついている火元には、絶対に水(マヨネーズや野菜もNG!)をかけない!【理由:油が飛び散り、かえって炎が燃え広がるため】
ガス栓に近寄れるようなら最初に閉め(状況によっては消火後に閉める!)、消火器がない場合は、水に濡らして固く絞った大きめのタオル・シーツ等を鍋がひっくり返らないよう手前からかけ、空気を遮断する。
なお、粉末タイプの消火器を使用する場合、再発火の恐れがあるので、要注意!(ちなみに、台所用消火器には火元の温度を下げる強化液タイプのものが適している)

風呂場  風呂場内に空気が供給されて火災が強まる危険性があるため、いきなり戸を開けるのはNG!ガスの元栓をしめ、徐々に戸を開け一気に消火にあたる。


逃げ遅れと、消火の応援を呼ぶために、まず初めに大声で火事を知らせ119番の通報をしましょう。

大地震の後の火災では、消防の活動は期待できませんし、水も出ない可能性があります。
一か所での火災が大火になる可能性があります。
阪神淡路大震災の時のように、家具や家の下敷きになったまま火が迫る恐怖、助け出せないつらさ、何もかも失う焼け野原にならないように、みんなが火を出さないように対策をしましょう。