【Facebookへの記載日:10月27日(金曜日)】
【文化振興課・かけがわ茶エンナーレ実行委員会】
森林果樹公園アトリエには、石塚隆則さんの彫刻作品が展示されています。
石塚さんは、報徳のまち掛川からイメージした作品を創作。
作品に対する思いを語ってくれています。

石塚 隆則さん、 掛川森林果樹公園・アトリエにて。
· 10月26日 19:30 · 静岡県 掛川市 (日本・Shizuoka Prefecture) ·
今回の作品は二宮金次郎像をモチーフにした木彫作品です。
金次郎像は日本で一番数が多く有名なパブリック彫刻です。
あいにく僕の通っていた学校は新設校ばかりだったので立っていませんでしたが、
明治時代に岡崎雪聲が初めて金次郎を彫刻にしてから時代を越えて受け継がれ、
いまでも多くが小中学校などの公共の場にあります。
メッセージ性...の強さからか、戦時中植民地化したアジアの日本人教育の一環で
学校に置かれたり、最近では歩きスマホで問題になったり、あまりよいものと
思われていないように感じます。
知っているけど気にしない。海外には知られたくないドメスティックなもの、
ダサいもの、風景化、校庭の隅っこ、大人の押し付ける理想、過去の遺物、
彫刻としての「かたち」は良いなと思いますが、個人的にも良いイメージが
ありませんでした。
二宮尊徳(金次郎)の業績を知ったのは、ジョージ秋山の「博愛の人」という
漫画です。
代表作「浮浪雲」「アシュラ」「銭ゲバ」などがあるジョージ秋山は、良くも悪くも
はったりをかます作品ばかりで単行本は全作、未刊行ものも網羅するほど大好物なんです。
博愛の人は二宮尊徳の生涯をもとに、というか自分は尊徳の生まれ変わりである!と
言い切り話を進めていく半分妄想漫画なのですが、内容は実際の伝記に寄りそいつつ
フィクションで肉付けしていく真っ当なドラマづくりをしていて何度読んでも楽しめ
ますし、俄然人間に興味が湧きました。
尊徳は、そんとくと読みますが、たかのりとも読み僕の名前と同じだし、
身長182cm体重90kg(推定)と体の大きさも自分に近いなと勝手に親近感も覚えて
いました。
(小田原の尊徳博物館には成人した姿のロウ人形があります。)
なので、いつか金次郎像を庭に立てたいなぁと思い値段を調べたりしていましたが以外に
お高く、なら自分で作れば良いじゃん。と、思い入れたっぷりでつくりました。
#かけがわ茶エンナーレ #茶エンナーレ