掛川市防災士の会の「12月3日は掛川市地域防災訓練」
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12月3日は掛川市地域防災訓練
【閲覧数】804
2017年11月11日 22:12
12月3日は(日)は地域防災訓練の日です。
それぞれの自主防災会では、訓練の内容を検討していることと思います。
震度7の大地震が起きた設定ですから、そこかしこで大きな被害が起きている中、命を守る対応をしなければなりません。
果たして、どれほどの被害が想定されるのでしょう。
第4次被害想定で、掛川市は全壊及び焼失と半壊で、建物被害率63%にもなります。死者数は800人。建物被害は熊本地震で新耐震基準で建てられても悪い条件が重なると倒壊することが熊本地震で明らかになりましたので、被害率はもっと数字が悪くなるかもしれません。
震度7の地震の揺れが1分以上続き・・・。
となると、揺れが続いているうちの初めの数十秒で、弱い建物は壊れてしまいます。揺れが収まり恐る恐る家から這い出ると、周りは家の形がなくなっているという状態です。
熊本地震の建物調査を埼⽟県建築⼠事務所協会がしています。
新しい家でも被害が出ています。
埼⽟県建築⼠事務所協会の平成28年熊本地震建築物被害調査報告書を検索してみれば、詳しい状況を見ることができます。
いつか起きる大地震、現実のことと受け止めて今やれる備えをしましょう。

書き込み数は4件です。
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re[2]: 12月3日は掛川市地域防災訓練
【返信元】 Re: 12月3日は掛川市地域防災訓練
2017年11月28日 22:27
ちゆきさん、書き込みありがとうございます。

防災訓練の内容にマンネリ化を感じている地域もあるかと思います。
何をすればどうしたらよいかがわからなければ、現在行っている防災リーダー養成講座を多くの地域の方が受講して、何をするべきかを地域に提案し、実行できれば地域の防災力が高まると思います。
防災訓練は1年に1回のイベントではなく、日ごろの防災力の成果の確認だと思います。
ちゆきさんの地区は熱心な方々が多く、災害を真剣に考えていると思います。

炊き出し訓練をやっている地区も多いと思いますが、アレルギーについて取り入れてもらえればと思います。
アレルギーを持つ人や家族は、災害時はどういう状態になるのか考え、自分に合った食品や薬を備えるという事を行い、地区の方はアレルギーを持つ方々への理解を持ち、手助けするという事をしていただきたいと思います。アレルギー対応食を用意することは難しくても、何が含まれているかを表示し、当事者に確認してもらうことはできると思います。
食物アレルギーを持つ人たちの中には、ほんの少しでも反応し、ひどいときには気道が腫れ呼吸困難になることもあるといいます。
事例1 1歳8カ月の卵アレルギーの赤ちゃんが、4歳の お兄ちゃんの卵焼きの食べ残しを少し口に入れてしまった。 直後に唇から顔中が真っ赤に腫れ、呼吸困難を引き起こしたので、すぐに救急車を呼んだ。
事例2 朝食で父親がカフェオレをかき混ぜたスプーンを 食卓に置きっぱなしにして出勤。乳アレルギーの4歳の息 子がそのスプーンをなめた直後、急にぐったりして大量に嘔吐し、全身にじんましんが出た。  
私たちにとって「ちょっとしたこと」が、命に関わりま す。「食べられない」ことを簡単に親の神経質や甘やかし、 本人のわがままや好き嫌いと判断せず、このような事情が あることを周囲がちゃんと理解しておくことが大切です。
病院への受診が困難な災害時、周りの人達の理解が不可欠です。

特定非営利活動法人 レスキューストックヤードの「地域のみんなで考えよう アレルギーっ子にやさしい防災」に詳しく紹介されています。
炊き出しの料理に材料表示を掲示することをやってみては?
Re: 12月3日は掛川市地域防災訓練
【返信元】 12月3日は掛川市地域防災訓練
2017年11月25日 00:53
 こんばんは。

 伊達方区では、2013年と2014年の二番煎じになりますが、「3日間生き残りガイド」をテキストにした座学も、行なうことになりました。
 「自助」について、解説します。

<2017年12月3日(日)の地域防災訓練で「3日間生き残りガイド」再び>
http://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/blog.php?key=834202
Re[2]: 12月3日は掛川市地域防災訓練
【返信元】 Re: 12月3日は掛川市地域防災訓練
2017年11月11日 23:14
倒壊家屋からの救出は一般市民には手が出せないような、現場もあります。
2次被害が出ないように、安全に助けるにはスキルも道具も足りませんが、阪神大震災の時には80%の人が近隣の人など一般人に救助されたということです。

阪神・淡路大震災における倒壊建物からの 人命救助に関する調査研究で

・現場によっては、倒壊建物の側面から進入したケースもあったが、上から進入した方が二次  災害の危険性がかなり低くなる。
・上の重量を軽くしようと、2階の家具を運び 出す例もあった。
・ふとんにくるまった状態では、ジャッキで 持ち上げてせみの抜け殻のように引っぱり出すと  うまくいった例があった。
・ふとんにくるまっている場合、上のものを持ち上げて強く引っ張れば、少し痛がってもすっと 抜ける。
・大工が一緒に救出に当たっていると、建物の構造がよくわかっていて、短時間でくずれないよ うに建物を切断し、救出に大いに役に立った。

 など経験しなければわからないアンケート調査内容で大いに参考になります。

873ページにわたる、「大震災・市民編1995」長征社 も生々しい市民証言の記録で、
私たちにどうすればよいか教えてくれます。
Re: 12月3日は掛川市地域防災訓練
【返信元】 12月3日は掛川市地域防災訓練
2017年11月11日 22:28
地域防災訓練では、各地区傷病者を救護所へ搬送することになっていますが、果たしてどのルートを通れば行けるのでしょうか。倒壊した建物やブロック塀が道路をふさいでいないでしょうか。電柱や木、土砂崩れ、液状化、火災、道路の段差、高架やゲートなどの障害がないか、普段通っているところが通行できるか、事前の情報収集が必要です。
ルート上の地区から情報がとれるか、自転車やバイクの先遣隊が周辺の被害状況を確認できるか、地図に状況を書き込み、ルートの検討をすることが必要です。
ぜひ今回の訓練では、ただ救護所へ行くのではなく、震度7ではこの道はどのような状況になるだろうか、通れるだろうか、ということを考えながら搬送してください。