昨日採取したヒメシロカゲロウ(Caenis)の写真を整理し終わったので、写真をのせておこう。


　小さいでしょう。左の写真ではお皿に１００匹以上のっている。カゲロウの体長は約３ミリメートル、ウィングを入れても４ミリメートルしかない。短いテイルが３本あるのがお分かりだろうか？ボディは薄緑がかっている。すべてダンであり、羽化してすぐに採取されたもの。
　このカゲロウを捕食しているヤマメを釣るのは極めて難しいだろう。かなり暗くなって羽化するので、見えないことが多く、まして、水面のフライは見えるはずがないからだ。
　この、極小の生き物に、僕は何故か興味を覚える。理由は定かではないが、顕微鏡や電子顕微鏡を覗くのが研究だったのが理由かもしれない。覗き趣味なんだよ、と言われそうだが。
　かわいいじゃないか、と思う。人が見過ごすものを見つけて喜んでいる、という気がする。
「知らんだろう、この事を。知っているのは俺だけサ、フフフ」
とまあ、こんな、ところかな。