年末に購入した「細雪(上・中・下巻)」をようやく読み終えた。
上・・・257ページ
中・・・316ページ
下・・・359ページ
昭和初期の関西(蘆屋)のやや全盛の過ぎた上流家庭を舞台に関西弁でつずられていたので、目に飛び込んでくる文字を追っていても、なかなか意味が解しがたく、ゆっくり2~3回文字を追いかける必要があった。
そんなことをしても、音に出して読んでみると何回も舌をかみそうになる....
たとえば....
出て来やはれへんねん しやはれへんねんやろ 会話の中に「ふん」という言葉があるのだが、どうしてもこの「ふん」が、なにか相手を見下したときに発する言葉という思いが強かったのだが、こちらで使う「うん」という言葉の関西風の表現であるというように思われた。