糸なら、痛くなく取ってさし上げれたのに!
でも、一安心。
本当に良かったですね。
前に書いたが、歯グキに白い部分ができて、1年たってもなおらない。いろんな医者に見せたが、ある皮膚科の医者は粘膜苔癬だと思うが、白板症という前癌状態が否定できないので病理検査をした方がいいでしょう、と言う。「わずかな心配でも完全に否定しておくための保証ですね」と。 で、予約をして生検手術を受けた。「生検」というのは生を検査することで、生の組織を切り取って顕微鏡検査(病理検査とも言う)をすること。もちろん麻酔をする。 それでもね、やられる方は少しは痛いし、辛いもんだよ。若い医者が一生懸命にやってくれたので文句は言えなかったがね。 結果は1週間後になります、という。この1週間がちょっと不安だったなあ。もし、癌だったら下あごを半分くらい切り取られるのかなあなんて心配したりして。だが、癌の可能性が低いことはわかってはいた。 結果を聞く日は水曜日で、その前日、”明日は釣りに行きたいなあ、結果を聞くためだけに病院に行って1日つぶれるのはもったいない。糸を取ってもらわないといけないが、これは自分でやればいいし”と思った。そこで、電話をして担当医に聞いてみることにした。彼は、 「本当はいけないんですが、先生だから話しましょう。良性の病変で、前癌状態の心配はまったくありません」と。 ”ヨシ、シメタ!釣りに行ける”と思ったものだ。 と、ここまでが報告なのだが、実は大変だったのは抜糸だった。歯グキに糸が埋まっていて簡単には糸が抜けなかった。ちょっと無理をすると血が出る。数日試みを繰り返して、ある日意を決して力任せに引っ張って糸を抜き取った。多少の痛みと出血はあったが、そんなものはほっとけばすぐにおさまった。 皆さんは決してマネをしちゃだめだよ。ちゃんとものの分かった外科医だからできたんだから。 |