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2008年06月05日(木) 



1. “日本人の発言は現実構文の内容だけになる.”

 われわれの求める正しい道「あるべき姿」は、未来構文の内容である。そして、日本語には時制がないから、未来構文はなくその内容もない。かくして、日本人には哲学が難しく、日本語は、実況放送・現状報告のための言葉となっている。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/newpage62.htm


2. “日本人は,議論の仕方を知らないので,英米人の言うなりになるか,反骨精神を貫くかである.”

 チャーチルの回顧録より例を引くと、

>日本人は無理な要求をしても怒らず、反論もしない。
>笑みを浮かべて要求を呑んでくれる。
>しかし、これでは困る。
>反論する相手をねじ伏せてこそ政治家としての点数があがるのに、それができない。
>それでもう一度無理難題を要求すると、またこれも呑んでくれる。
>すると議会は、今まで以上の要求をしろと言う。
>無理を承知で要求してみると、今度は笑みを浮かべていた日本人が全く別人の顔になって、「これほどこちらが譲歩しているのに、そんなことを言うとは、あなたは話のわからない人だ。ここに至っては、刺し違えるしかない」と言って突っかかってくる。
>英国はその後マレー半島沖で戦艦プリンスオブウェールズとレパルスを日本軍に撃沈され、シンガポールを失った。
>日本にこれほどの力があったなら、もっと早く発言して欲しかった。
>日本人は外交を知らない。
「W.チャーチル 第二次世界大戦回顧録」
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t…p;m=141389


3. “英米人との成熟した大人の関係が結べない.”

 哲学入門書「ソフィーの世界*」に見られるように、西洋人は子供が思春期になれば哲学思考に興味を持ち始め、親許を離れて教育を受ける。高等教育機関はそのためにある。だが、日本人の場合には、大学において「あるべき姿」、すなわち哲学を学ぶことにはならない。現実構文による「今ある姿」を学び続けることになる。この次元の勉強には際限が無く、詰め込み教育となる。つまり、哲学的考察は成り立たないので、大学の教養部はその意義を失い崩壊する。大人の勉強ができない。もしも教養部の崩壊が再編であるならば、日本軍の敗退もまた転進である。歌詠みの世界は、実社会に関する感想である。非現実世界に関する理想ではない。何処まで行っても皮相的であることに変わりがない。*Jostein Gaarder, Sophie’s World. Berkley 1996
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t…mp;m=83415


4. “我が国は,相も変らぬひ弱な花である.”

片岡義男は、自著 <日本語の外へ> の中で、 対立する議論 に関して下記のごとく述べています。

 対立する人や意見がかならず多く存在し、対立意見どうしが果てしなく議論を重ねていくことのなかにしか社会は存在し得ないという西欧の大前提を、日本語という言葉の性能は、まさにその性能によって、不要なもの、困ったもの、なんの関心もないものとして、遠い昔、見事にバイパスした。(引用終り) 
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t…p;m=176433
このような状態では、他人および他国と協力することは難しい。それで、我が国は,相も変らぬひ弱な花である。 


Professor Terashima is an accomplished scientist but also an acutely observant philosopher and sociologist whose critical ideas are deeply penetrating. What he writes will give his readers much cause for reflection. His contribution is that he articulates through carefully structured analysis what the Japanese have for a while but only vaguely suspected about themselves.

沖縄県立芸術大学教授 A. P. Jenkins





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閲覧数897 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2008/06/05 22:31
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