年度末はなにやら忙しく、土曜日曜と仕事で島田に行ってきました。
大井川を越して吹く風は冷たくてカイロをつけて完全冬装備です。
それでも道の脇には、さまざまなスミレやタンポポが咲いていて双眼鏡で疲れた目を癒してくれます。
スミレの仲間は同定(種名を決める)が難しい植物で、花の後ろの部分の長さや、葉の形など図鑑の検索表を見て苦労をします。
中でもこのコスミレは、個体の変異が大きくて同じ仲間のアリアケスミレにそっくりなものまであります。
それに比べるとナベワリは特徴にある葉と花があり、似たような植物は少ないので同定は楽です。
ナベワリの名前の由来は、花に毒があるのでこの花を舐めると、舌が割れるようにしびれる「舐め割り」と花の毒成分で鉄なべが割れる「鍋割れ」の二説があります。最初の説は試してみるには勇気が要ります。