植物の名前にはよく動物の名が付いています。しかし頭にカラスやイヌが付くと人の役に立たないと言う意味で使われます。例えば、ウナギを食べる時にかける粉山椒はサンショウの木の実です。ところがカラスザンショウやイヌザンショウの実は、匂いが強くて使えません。
同じようにイヌタデも、蓼酢をつくるヤナギタデに似ているが、辛味も無くて使えない奴という意味です。
それでもイヌタデの赤い花が秋の日に照らされて広がっている所は、そこだけ輝いて見えます。
女の子はこの花を集めて赤まんまと呼んで遊んだようですが、この花の特徴がよく出ています。