春になってさまざまな植物の芽が伸びてきました。最近目につくのがテンナンショウの花です。この植物は、サトイモと同じ科ですが、テンナンショウ属というよりマムシグサの仲間といった方が覚えやすいと思います。地面からまっすぐに延びた茎(偽茎)の模様は、茶色の斑点があり、花は仏苞片といい蛇が鎌首をもたげたような形をしています。
この仲間は、地下に養分を貯蔵する球茎があるのですが、その球茎にたくさん養分が貯蔵されて太っているとオス、養分が少なくて球茎が小さいと雌の花を咲かせるそうです。どうも人間(我が家)とは、逆のような気がします。