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2013年06月15日(土) 
Jリーグが2ステージ制移行を検討しているそうな。リーグ発足から20年が経過し、その人気に陰りがあり、優勝争いの回数を増やして注目度を上げたいらしい。

オマケに現在のJ1、J2に加えてJ3やら、J1より上位リーグ(プレミア・リーグ)の創設構想まであるらしい。

う~ん…、それってど~なの?

リーグ発足当初、プロ野球はネクタイ緩めたオジサンがビール片手に観戦、かたやJリーグはレプリカユニ着た若いサポが飛び跳ねているイメージだったんだけれど、最近はサポの高齢化が進んでいるらしい。というか、俺も高齢者サポに片足突っ込んだ年代だらなぁ。

プロサッカーリーグの人気低迷の原因は?
僕が思うにプロクラブの粗製乱造がその一因じゃないかな?

当初10クラブでスタートしたリーグも、今では40クラブ!地方活性化の手段として加盟まではシャカリキに走ったものの、経営規模が小さく、選手の年俸すらまともに確保出来ないクラブが数多い。
年俸と選手のレベルは比例しており、低い年俸で雇える選手のレベルはどうしても低く無名にならざるを得ない。

プロである以上、お金をとって見せる興行であり、サッカーファン側から言えば、金を払ってまで見たい(観たい)選手が居なけりゃ金を払う気にならない。

ヨーロッパのクラブの収入の中心はテレビ放映権であるのに対し、日本ではプライム・タイムでの放送が無く、放映権は微々たるもので、入場料金が中心。

魅力ある選手が居なければ、スタジアムには足を運ばないし、中継だって観る気にならない。そうなればテレビ局だって放送しない。

パイはどんどん小さくなる一方であり、入場料金が入らなけりゃ選手への年俸支払いもままならない。そして有能な選手は年俸にも、選手層にも魅力ある海外に目を向け、ますますJリーグは堕ちて行く。

完全に負のスパイラルだ。

勿論リーグだって手を打ってはいる。アジアに目を向け、テレビ放映の契約をし、普及と共に少しでも放映権の獲得を目指してはいる。その上での2ステージ制移行案である事は理解する。

でもね、サッカー文化が全く無かった時だったから、世間の耳目を集めるための2ステージ制でのスタートだったし、2ステージ制故の年間王者と最多勝ち点クラブの相異という矛盾。それを払拭するため、最多勝ち点クラブが一番強い、つまり王者である事を善とした現在の1シーズン制導入だった筈だ。

人気が落ちたから、注目集め易い2ステージ制の導入。確かに一時的にはライトなファンは増えるだろうが、熱心なサポを失う可能性も極めて大きい。

小手先の改革はやらない方が良い。

あわせてプレミア・リーグ制導入も止まるべきだ。噂ではプレミア・リーグは、現在のJリーグから優勝経験等が豊富な10クラブ程を集めて新たな最上位リーグを創設するらしい。

確かに資金力があり、強豪といわれるクラブを集めたリーグは盛況にはなるだろう。しかしそれはとりもなおさず残り30クラブを置き去りにするに等しい。

今以上に潤うクラブと資金難に喘ぐクラブを鮮明に分別するに過ぎない。少なくともリーグ機構は自ら拡大路線を推し進めて来た筈だ。なのに儲からないから路線変更して弱小クラブを切り捨てるようなやり方は厳に慎むべきだ。

これでは勝手に子作りして、子供が増えすぎて苦しいから里子に出すのと同じ。余りにも無責任だ。

どうしても導入するならば、弱小クラブにも十分利益が行き渡るような分配の仕組みを整えてからにして欲しい。

閲覧数756 カテゴリ日記 投稿日時2013/06/15 09:55
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