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2014年01月13日(月) 
佐賀新聞 2012年11月27日付 朝刊
【有明抄】
 「あったかイイ話」というのだろう。混雑するバスで泣き出した赤ちゃんをめぐる逸話がネットで話題となり、テレビの情報番組が取り上げていた。中学の道徳副読本にも載った「バスと赤ちゃん」。あらましはこうだ。

12月の半ば過ぎ。満員のバスの後方から、火のついたような赤ちゃんの泣き声が響いてきた。人の熱気と暖房でむせ返る車内。赤ちゃんは不快感に泣くほかはなかったのだろう。あやしても泣きやんでくれない。
 停留所で何人かが降り始めると、「待ってください。降ります」と赤ちゃんを抱いた女性が人の間をぬって前方に。料金を払おうとする女性に、運転手は「目的地はここですか?」。女性は「駅まで行きたいのですが、子どもが泣くので」
 運転手は車のマイクで「このお母さんは迷惑をかけるので、ここで降りると言っています。赤ちゃんは泣くのが仕事。皆さん、少しの時間、一緒に乗せて行ってください」。数秒の間をおいて、車内を乗客全員の拍手が包んだ・・・
 乗客の体験をもとにした30年ほど前の実話という。最近、飛行機内で泣き続ける赤ちゃんをめぐって女性漫画家の言動が物議を醸し、その関連で注目された話。赤ちゃんは泣く。公共の場だろうが、それぐらいの寛容さはあって当然だ。「子ども叱るな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ」。  (善)

 〈読者投稿〉
 私がこの記事に感動したのは、過去同じ経験をしたからです。
 もう35年以上昔のことですが、当時、京都に住んでいた私は、夏に1歳になる息子を連れて、佐賀の伊万里へ里帰りしました。京都へ戻るとき、JR筑肥線、伊万里~博多の電車の中は冷房がなく蒸し暑く、車内の人々は皆我慢して黙りこくっていました。突然息子がむずがり始め、泣き出し、何度あやしても、顔を真っ赤にして汗をかいて泣きやまないのです。ガタンゴトンと揺れる電車の音と息子の泣き声だけが車内に響き、どうしたらいいのか途方にくれてしまいました。車内の蒸し暑さに不快感で我慢できなかったのでしょう。降りようか、とも思いましたが各駅停車の単線で、1時間に1本もない電車です。身の縮む思いで博多駅到着を待ちました。
 あの時、見ず知らずの人々のなかで、バスの運転手さんのような言葉をかけてくださっていたら、どんなに救われたことでしょう。たったひと言の思いやりの言葉で、人は、救われるのだ―。ということを、しみじみ感じたコラムでした。「子ども叱るな来た道じゃ、年寄り笑うな行く道じゃ」。この言葉、人生の戒めとして生きようと思いました。
   浅居純子さん 64歳 佐賀県
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誤字脱字写し間違いあります。

閲覧数255 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2014/01/13 11:59
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2014/01/14 11:03
    なんといいお話です。
    涙がほろりです。

    読者投稿の「子供叱るな来た道じゃ、年寄り笑うな来た道じゃ」
    私は「年寄り嫌うな来た道じゃ」と思っていました。
    この言葉は2男が幼稚園のころ「母と生活」という本で知りました。
    いつも心に戒めの言葉として大事にしてきました。
    でもなかなか思うようにはいきませんでした。
    父母や祖父母との生活でこの言葉に何度か慰められました。
    ふと私の思い出の言葉です。
    次項有
  • 2014/01/14 15:31
    みつちゃんさん
      ありがとうございます。
    この文は以前、聞いたことか(読んだ事)のある話でしたがいつのことかは思い出せません。写していてほろりときました。

    みつちゃんさんの記憶力は凄いです
    年寄りを 笑ったり嫌ったりすれば今度は自分の番ですが分かっていても…
    次項有
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