私は豊橋行きの電車の一コマが焼き付いています。
若い体格のよい男性が乗り込んできました。
座席を直したと思ったら足を前の座席まで伸ばしました。
(4人分の座席を1人で貸し切り)
おまけにビールの空き缶4~5本を袋ごとおきざりです。
電車に乗る前にホームの空き缶入れに入れなかったのでしょうか。
わざわざ電車に持ち込んで置いてくなんて・・・・・・
見て見ぬふりしてしまいましたが、名古屋まで出かけましたが1日気になりました。
神戸新聞 2012年9月3日付 朝刊 【3駅間の奇跡】 少々長くなるが、最近目にした電車内での一こまについて書きたいと思う。 「お隣、よろしいですか」。白髪の女性が声を掛けたのは、黒いサングラスのちょっと怖そうな中年男性。彼は大きなかばんで隣の席も占領していたのだ。「なんや、面倒くさいのう」と言いながら、男性は荷物を網棚へ。女性はおずおずと腰を下ろしたものの、別の席が空いた途端、逃げるようにそちらへ移った。 空いた隣席に男性がまたかばんを置くと、別の年配女性が現れた。今度は彼は文句は言わず、再び荷物を網棚へ。だがその女性は2人連れだった。一つの座席を譲り合う彼女らを前にし、男性は意を決したように立ち上がって席を譲った。2人は次の駅で、笑顔で降りて行った。 二つの空席の一方に座った男性は、もう荷物を隣に置くことはなかった。次にやって来たのは幼いきょうだい。小学生らしき姉は小さな弟を席に座らせた。すると男性、「詰めたらお姉ちゃんも座れるで」と、男の子を自分の方へ引き寄せた。それでも窮屈そうなのを見て取るや、少年を膝の上に抱き上げたのだった。次の駅に着くと、きょうだいは優しいおじちゃんとハイタッチして別れた。 たった3駅を通過する間に、悪人が善人に生まれ変わったわけではあるまい。彼も最初は少し機嫌が悪かっただけだろう。しかし私を含めて一部始終を見ていた乗客の間には、小さな奇跡に立ち会ったかのような感動が広がっていた。 奇跡なんて案外身近に転がっている。その気になれば自分でも起こせるかもしれない。意気揚々と降り立ったのは阪神ドーム駅前。今年のタイガースには、その夜も奇跡は訪れなかったけど・・・。 編集委員・平松正子 ○○〈読者投稿〉 まず最初に声をかけた白髪のご婦人の勇気に拍手! このご婦人の勇気が何も知らずに乗ってきた2人の年配女性を笑顔にし、幼いきょうだいはこわもてのおじちゃんとハイタッチまでした。 この記事を読んで、その場に居合わせてはいないけど、まるでTVドラマを見ているようにその場面が脳裏に浮かぶ。ましてやその場面に立ち会えた人たち はきっとその時の感動をこれからも幾度となく思い出されることでしょう。その度にニコ!ニヤ!ウフ! きっとHAPPYな気持ちになれるはず、そして私もこの3駅間の奇跡に心がほっこりしています。 でも当のサングラスの中年男性、自分がそんなふうに注目されているなんて思ってもいないでしょうね。そんなことを考えているとまたHAPPYな気持ちになりました。 丸山久美さん 65歳 兵庫県 × × 誤字脱字写し間違いあります。 |