八重山毎日新聞 2010年1月5日付 朝刊 【タイムカプセルを開封】石垣小学校の新成人 今年、成人を迎えた石垣小学校卒業生のタイムカプセル開封式が3日午後、同校ピロティで行われた。 開封式では自己紹介と近況報告を行ったあと、開封されたタイムカプセルから出てきた文集や将来の自分への手紙、当時の写真など、思い出の品々を見ながら昔話で盛り上がり、旧友との久しぶりの再会を喜んだ。 実行委員長の大浜梓未さんは「小学校を卒業して8年。タイムカプセルには当時の私たちが将来の自分自身への夢や希望が詰まっていた。あのころの気持ちを思い出し、これからの勉強や仕事の励みとしていきたい」と話した。 ○〈読者投稿〉 婦人警官。スチュワーデス。女優。ふと口にした。自分が幼きころに、たくさん抱いていた夢。無邪気に、ただ純粋に憧れていた。確か成人式を迎えるころの私は、幼き日のそんな思いはすっかり忘れてしまっていた。 タイムカプセル。もし、あの時こんな形で幼きころの夢や思いを思い出していたら・・・。どうなっていただろうか?決して今の自分が嫌なわけではない。優しい夫とかわいい二人の子供に囲まれ、十分幸せな毎日を送っている。けれど、ふと思った。きっとそれは、あのころの自分と同じように成人を迎えるにあたって将来を思い悩んでいる人にとって大事なことではないだろうか。たとえ、思い抱いていた夢とは別の道を歩んでいたとしても、きっと幼きころの自分がどんな挫折にも負けない力をくれるだろう。 夢は偉大な力をくれる。大きくても小さくてもいい。この記事を読んだあと、自分の夢は・・・なんて考えていたら、また生きていることが楽しくなってきた。 桐生文子さん 34歳 沖縄県 × × 誤字脱字写し間違いあります。 |