午前中はお隣のK市のR小学校の依頼を受けて小学2年生に「忍者ガイド」をしました。着いてすぐ突然の大雨に見舞われましたが、ガイドを始めるころには上がりました。寒くなる予想で厚着をして行った忍者にとっては真夏並みの暑さでした。ところで、忍者ガイドの最初に子供たちに3つの約束をしてもらっています。①慌てない、走らない②忍者の後についてくること、忍者を追い越して先に行かない③自分勝手に大きな声を出して騒がない これは幼稚園児、保育園児もみんなそうして頂いています。その大きな理由は天守閣が戦時の最後の砦になる場所、即ち敵を近づけない装備となっていて非常に危険だからです。もう一つは一般のお客様に迷惑を掛けないためです。ところが今日の子供たちの大半は至る所でその約束を破りました。特に天守最上階からの下りは非常に危険です。今年になって滑り落ちて救急車で搬送されたお子様もいました。・・・でついに忍者はお説教をしてしまいました。今までこんな聞き分けのない子ども達はいなかったからです。本来私は引率の先生に言いたかったのですが、つい子供たちを叱ってしまいました。「先生って何のためにいるの?」と思ってしまいました。聞き分けのない子ども達に対して何も注意できないの? 事故が起きたらどうするの?どうして子供たちに何も言えない先生になってしまったの?と心の中で嘆いてしまった次第です。自分が子供の頃、先生は怖かったです。それだけ尊敬していたから注意されれば必ず従いました。「今までたくさんの学校の案内をしたけどこんな聞き分けのない子供たちは初めてだよ!」とマイクを使って大声で説教したのですが、先生方からは何の反応もありませんでした。せめて「忍者さんの言う通りだよ!」と言って欲しかったのです。生徒に嫌われない先生=良い先生なのでしょうか? 午後は奈良県から忍者ガイドを希望されたご家族の案内をしました。こちらはご主人が歴史通だったのでやりがいがありました。