2015年1月11日 房日新聞読者コーナー通算50本目の掲載 私の投書が区切りの50本目の掲載。足かけ18年。 原文を公開します。 先日、来る2015年3月14日のJRダイヤ改正のプレス発表がありました。 特急あやめは全廃、特急さざなみは館山発着の毎日運転が廃止で新宿さざなみ以外は君津発着に縮小、特急わかしおとしおさいは1往復の削減。 特急の利用者減が最大の理由のようですが、実際のところ、特急で使用する車両の一部の寿命による削減のようです。 しかし、一方で。 館山への特急廃止に代わり、平日の東京から館山までの特別快速の設定、木更津止まり始発の各駅停車2往復が館山に延長。さらに21年ぶりに内房線の下りの安房鴨川行きの最終が40分程度繰り下げの改善がされます。 君津発着の総武快速が上野東京ライン開業に伴い、車両に余裕が生じるため、増発されます。 15両の総武快速編成のうち、付属の4両を館山まで延長を求める要望はかなり有効だと思います。 特別快速は停車駅を限定しますので、東京から岩井までは1時間50分かかります。 京葉線の快速が今回の改正で巌根駅に停車します。 速達性を考えるのであれば、特別快速の運行を充実させ、さらに特急並みの所要時間を要望されることではないでしょうか。 私のイメージでは、東京から岩井まで1時間40分でいけるのではと思います。 私はアクアライン・高速バスへのお客さんの選択肢により、影響はやむえません。 ですが、高速バスの恩恵を受けない地域にとっては鉄道は欠かせない足。それを将来にわたり維持をしていくかを考えなくてはならないです。 千葉市が中心になって、京葉線の新木場から山手線の大崎までの第三セクターのりんかい線と京葉線との相互乗り入れについて、働きかけをしています。 りんかい線は大崎から先はJR埼京線と直通運転をしており、乗り換えなしで新宿・池袋・大宮にいけます。 新木場駅ではりんかい線と京葉線は線路がつながっていますが、臨時の貸し切り列車以外の乗り入れはしていません。 2020年の東京オリンピック・パラリンピックの羽田空港と都心の鉄道アクセスに、東海道貨物線とりんかい線の活用がJRより構想がだされています。 私は新木場駅での京葉線・りんかい線の相互乗り入れにより、房総方面から東京駅を経由せず、新宿・大宮・八王子・横浜方面への直通列車の運転実現が、この地域の鉄道の将来のカギをにぎると思います。 鴨川市は合宿の誘致に名乗りをあげ取り組まれています。この乗り入れは輸送は無視はできないと思います。 それをみこし、先日、12月定例議会がありました茂原市議会では、京葉線・りんかい線の乗り入れ実現を求める意見書が可決しています。 厳しい房総方面の鉄道ではありますが、可能性は残されています。 あきらめず、できることからです。 最後に。 ダイヤ改正のプレス発表より一週間以内で、館山市や各種団体、意見書を可決された館山市議会のみなさまにおかれまして、敬意を表します。 館山のみなさまの迅速な動きにJR側は衝撃を受けているようです。 内房線のまとめ役は館山市です。沿線自治体と連携を密にした取り組みを強く希望いたします。 |