身につまされる思いで読ませていただきました。
二人一緒にその時期を迎えられるのは幸運だと思います。
私は息が苦しくなるので長い会話は億劫なっており、家内は二度の口内の手術で言葉がやや不明瞭になり、夫婦の会話は若干減っています。
少し前の日経新聞の土曜版の記事の見出しに載っていた上記標題の文を読んで
作品では初めは介護者(主人公)と患者(その妻)との間に口論が結構あったようですが、妻の死期がさらに近づいて、もう収まったようです。
『彼と妻とは、もう萎れた一対の茎のように、日日黙って並んでいた。しかし、今は、二人は完全に死の準備をして了った。もう何事が起ろうとも恐がるも のはなくなった。そうして、彼の暗く落ちついた家の中では、山から運ばれて来る水甕(みずがめ)の水が、いつも静まった心のように清らかに満ちていた』 ………………… 横書き http://www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/904.html
https://books.google.co.jp/books?id=foD6P0XvFBIC&am…mp;f=false ………………
我が夫婦もいずれこうなるかな。こうなるとしても少なくとも今はまだ「死の準備をして了った」という状態ではないことは確かだ。まだやることは多い。
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