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2016年04月30日(土) 

   私はTVでニュース以外では登山や旅番組、自然ものを見ています。「さわやか自然百景」もほとんど見ていますが、今回の話題は「にっぽん百名山」と「グレートトラバース」。

 

    私は日本百名山や二百名山に関心をもったこともなく、深田久弥も読んだことはありませんが、出てくるのが私が登ったり、また登ってはいないが知ってい る山がほとんどなので、楽しんで見ています。「にっぽん百名山」はガイドの案内でゆっくりと景色や植物を見ながら歩いているのを見るのが心地よいです。

 

   一方の「グレートトラバース」、山の風景を楽しんでいますが、これは見ていてもしんどいです。田中陽希氏は人の半分位のコースタイムで登り、時には走っている。頂上以外で景色を眺めるための一休みがほとんどない。

 

   日本の九州から北海道まで、一切の交通手段を使うことなく、最初は日本百名山、二度目は二百名山を一筆描きで登る。

 

    挑戦としてはすごいとは思うが、私には納得は困難である。折角山に登っているのに勿体ないことをしている…との思いが強いです。アドベンチャーレー サーが挑戦先を今回は山を選定しただけであって、山を楽しむ登山家ではないのだろうと思う。「山のパンセ」の故串田孫一が知ったら眉をひそめるでしょう ね。

 

     トランスジャパンアルプスレースというのもあるが、これは数日間だけのもです。 

 

    この番組を見ていて私が感心するのはカメラマン達の動きです。スピード登山している田中陽希氏の前や後、横から撮影しています。撮影しながら田中陽希 氏を追い越したり、追い越されたりしていることは明らかです。カメラマンが二人で手分けしているとしても、田中陽希氏以上の歩行スピードが必要です。また 岩場でも上下左右から撮っています。田中陽希氏よりも危険な場所から撮っていることもありそうです。田中氏以上の体力と技術が必要です。

 

    調べてみると、カメラマンの一人、平出和也氏は2009年ピオレドール賞(優秀な登山家に贈られる国際的な賞)を受けたヒマラヤなどにも登頂した世界 的な登山家であり、また山岳カメラマンとしても有名なのだそうです。ドローンも扱っており、5分で組み立てて上空から景観などとともに田中氏を撮影し、ド ローンを回収したらすぐに解体し、田中氏を追いかける…、

 

   もう一人のカメラマン、駒井研二氏は日本を代表するアドベンチャーレーサー
であり、田中陽希氏が所属するチームの先輩だそうです。

 

    更にもう一人のカメラマン・田中正人氏もプロアドベンチャーレーサーであり、日本山岳耐久レースのチーム「Team EAST WINDの」キャプテンをしている彼のHPを見て田中陽希氏も入会し、アドベンチャーレーサーを目指すようになったようです。正人氏は2008年度のトラ ンスジャパンアルプスレースで大会新記録で男子優勝(総合優勝)しています。

 

   どうも、体力や技術の優れた先輩達が後輩の田中氏の挑戦の記録を引き受けているような構図です。山から山への移動のための平地や林道での移動にはあまり付き合ってはいないようですが。

 

   計画そのもの、また実施途中の天候などによる休止・決行の決断は全て田中氏が行い、スタッフは干渉しないことにしているようです。先輩達は後輩の行為の記録係としての役目に徹しているのでしょうね。

 

   そのことが何となく推測されるようになって、この番組を見て私も少し感激できるようになりました。

 

    作品展仲間のNG氏が所属する山岳同好会が平出和也氏の講演会を企画していて、その会場にはエレベーターがあって階段を登る必要がないことが確認出来 たので、家内と参加する積もりにしていました。しかし当日二人の孫を預かることになり、おじゃんになってしまいました。

 

   

 

 


閲覧数644 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2016/04/30 00:55
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