『最高の普通』ってご存知ですか? これは時計メーカーのセイコーが所有する腕時計ブランドである『グランドセイコー』のコンセプト。 お高い時計は星の数ほどあるけれど、グランドセイコーが目指すのは普段使いの腕時計の最高峰。その実力はスイスの天文台でのコンクールで並み居る名門を尻目に二位を獲得。また同じくスイスのクロノメーター検定でも好成績をあげています。 普段使いの腕時計の最高峰をコンセプトにしているので、ダイヤルをはじめデザインは極めてシンプル。高級腕時計にありがちな宝石や金ピカで豪華さを競うようなところはありません。 だから僕みたいなそこらにゴロゴロ居る極普通の人?でも手が届くお値段のものもあります。 先日、あるイベントで腕時計の忘れ物があり、その金ピカを見て「お高そうな時計だから碧い空さんのじゃない」な〜んて見せられたんですが・・・。 この腕時計の所有者には失礼ですが、手に取った瞬間「なんだ安モンだ」と分かりました。何故って?先ずは軽過ぎる、全体の輝きが浅過ぎる、そして何よりもデザインが高級感を出そうとして陳腐。 軽過ぎる。最近はチタン製のもあり、軽い腕時計がありますが、やはり技術を詰め込んでいる高級腕時計にはある一定の重さがあるのは確か。でも某海外有名ブランド腕時計のような「重い」と感じるものでは無い、程よい重量感があります。そして輝きも全体的に深間のあるもの。 そして普段使いの時計なのでデザインにもオーバーデコラティブなところは全くありません、つまり飽きがこない。 現在は2種類所有してますが双方共にクォーツ。出来ればやはり手巻きが欲しい!スプリング・ドライブという選択もアリなんですが、やはり手巻きの魅力には敵いません。 単に精度からみれば、クォーツが一番なんですが、グランドセイコーといえば、その生い立ちを考えれば手巻きの一択! 今しばらくは無理でも、ゲットすべく資金を貯め、数年計画を画策してます。 良い物は長続きする、僕のグランドセイコーはやがて二人の息子達へ受け継がれて行く事を期待します。 |