さぁ行こう 団結清水 共に戦おう 想いはいつでも変わらない 俺らはず~っと信じてる♫ 地方の弱小クラブである清水エスパルス、主力をビッグクラブに引き抜かれたり、選手自身がステップアップのためにクラブを離れる事もしばしば。その度に大きなスポンサーを持たぬ悲哀を感じざるを得ません。 そんな清水エスパルスが唯一守るべきオリジナル10の誇りも、昨年のJ2降格という悪夢で木っ端みじんに砕け散ってしまいました。降格決定後は完全に腑抜けとなり、しばらくはスポーツニュースは全く無視。そんな喪失感が少し薄らいだのはキャンプ前、大黒柱の大前元紀の残留が決まった後でした。 実は昨年の最終戦、アウェー甲府戦終了後、元紀はユニフォームを脱ぎ、スタンドのサポに手渡すところを目撃。その時には移籍を覚悟。そんな元紀の残留は、暗闇の中で一筋の光を見つけたような思いでした。 開幕後、チーム状態はなかなかフル・スロットルとならず、歯がゆいというか、腹が立つゲームが多い中でも、J2ながら元紀はここまでゴール・ランキング1位をひた走っており、中位に喘ぐチームにあってこれまた希望の光である事は紛れもない事実。 そんな元紀が、試合中の大けがで長期離脱するとは…。 クラブ消滅の危機をはじめ、幾多の苦難にみまわれた時、サポが歌うのが「団結清水」。 僕自身、アレックスが移籍した直後の試合前、サポが声を合わせて歌うこの曲がスタジアムに響き渡るのを聴き、思わず涙を流したことがあります。 相次ぐ主力の離脱、そんな中でもキャプテンマークを付けてピッチを縦横無尽に駆け巡っていた、精神的支柱でもある元紀の長期離脱、そんな今こそ僕は声を大にして歌いたい。 さぁ行こう 団結清水 共に戦おう 想いはいつでも変わらない 俺らはず~っと信じてる♫ |