ご無沙汰しております。
私は故西根 稔さんの製作された袋ナガサを釣りに持って行きます。槍にもなりますし天然秋田杉の鞘が、まな板代わりにもなり便利な刃物です。
もし警察官に「このナイフは?」と聞かれたら「熊から身を守るための護身用です。」とは答えてはいけません。
「料理用です。」と答えるのが正しいようです。
狂四郎さんは職務質問されるような方ではありませんので関係ありませんね。
失礼致しました。
僕は子どもの頃からナイフが好きでね。これまで、おりおりに買ったナイフは20本以上になると思う。30年以上前には釣ったイワナを刺身で食べたりしたから、ナイフの出番があったんだが、リリースするようになってからはナイフを釣りに持って行かなくなってしまった。ただし、熊の出そうな川に行くときには護身用にピューマのボウイナイフを携帯することにしている。これは「邂逅の森」という小説を読んでからのことであり、熊に抱きすくめられた時に、むざむざ殺されたくないし、せめてもの抵抗として、熊の胸板を貫いて心臓に届く刃を持つナイフとしてボウイナイフを買ったのだった。本当はボウイナイフより5センチメートルほど刃が長い方が確実に心臓に届くのだろうが・・・。 また、僕はポケットナイフの常用者であり、車のキーリングに付けて常時携帯している。いろんなナイフを使ったが、デザインの良さから今はライヨールを愛用している。これは段ボール箱を開けたり、梱包のひもを切ったり、レストランの切れないナイフの代用にしたり、とても活躍している。このナイフは車のキーリングに付いているから、自動的に釣り場にも持って行くことになる。 さて、近頃、ナイフ研ぎに凝っている。どうせならよく切れるほうがいいからね。最近買ったハンドメイドナイフが堅くて、なかなか研げなかったので、本を買ったり、ネットで調べたり、ユーチューブを見たりして、道具を買いそろえ、使い方を覚え、ようやく紙がスンナリ切れる程度には研げるようになってきたが、まだまだレーザーシャープという所までは行っていない。 現在の僕のやり方は、まず中砥(#1000)、ついで仕上げ砥(#5000)で研ぎ、最後にレザーストロッピング+白棒で仕上げをしている。今回いろいろ勉強して、レザーストロッピングの良さを初めて認識したものだ。これは床屋さんがカミソリを革でシャッシャッをやるアレで、簡単で、しかも切れ味は格段に上がる。 刃物の研ぎというのはある程度の所まではすぐ行けるが、うぶ毛がスイスイ切れる所まで行くには、本気で取り組まねばならないようである。 写真は上段がボウイナイフ、中段は最近買ったナイフ、下段はライヨール・ポケットナイフ |