2017年10月5日、『二宮尊徳に学ぶ「報徳」の経営』(田中宏司、水尾順一、蟻生俊夫編・同友館刊)が出版されました。その中で、大日本報徳社 榛村純一社長が「二宮尊徳の人と思想と一つの実践」として、特別寄稿しています。 この本は、現代において企業の「徳」を見失ったかのような不祥事が相次ぐ中、日本経営倫理学会が中心となってまとめたものです。「はじめに」によれば、「道徳経済一元論」を学び、現場に学ぶ中で、理論と実践を一体化させたものとあります。 「二宮尊徳の教えの実践実例」では、 ・「報徳思想」を現代につないだ岡田良一郎 ・「報徳思想と算盤」で明治維新を成し遂げた渋沢栄一 ・尊徳の教えから世界の真珠王になった御木本幸吉 ・織機発明に人生をささげた報徳思想の実践者・豊田佐吉 ・日本酪農の先覚者・黒澤酉蔵の「協同社会主義」と報徳経営 ・「代表的日本人」としての松下幸之助と尊徳 ・「行政改革の顔」土光敏夫と尊徳の接点 ・伊那食品工業の経営に見る報徳思想の実践 など、多様な実践実例がまとめられています。 ご興味のある方は、ぜひ手に取っていただければ幸いです。 (書店でお買い求めできます) |