＞「日本のNPOには、世の中のために良いことをしたい人しかいない。本気で社会を変えたいと考えている人間はいない」

そうですね。日本人で、社会を変えたい人はいませんね。

皆さん’良いことをしたい’ ‘良い子になりたい’ ですね。

それは、日本人には、世界観 (world view) というものが無いからです。来るべき次の世界に移行する準備をする日本人はいません。

現実の世界は、ただ一つである。だが、非現実の世界は、三つある。過去・現在・未来と三つある。非現実の世界は、考えの内容となる世界である。

前世・現世・来世という言葉なら、仏教徒の日本人は知っている。これは、インド哲学である。だが、日本人は、これらの三世界を信じていない。だから、あの世の内容の展開もない。

非現実 (考え) の世界の内容を説明するには、文法に時制 (tense) というものが必要である。ヒンズー語や英語には、時制がある。だから、過去・現在・未来の三世界を文章内容として示すことが可能である。だが、日本語文法には、時制というものがない。

時制のある文章内容は、文章であるから意味がある。意味が通らなければ、その矛盾も指摘できます。議論の対象になる。文章の意味が理解できれば、その内容を脳裏に収容が出来ます。文法に時制が無く、考えを文章にして示すことが出来なければ、考えの内容は存在しません。過去の内容は疾く風化し、未来の内容は一寸先が闇に見えます。ただ、眼前の内容に囚われて、自己の考えもなく行動するナウな感じの人間になります。

考えの内容は、哲学に成ります。本気で社会を変える人を支持する意思となります。無哲学・能天気な人達の作るNPOは、無哲学の独善に陥ります。この違いは、教養の差を示しています。教養をつけるには、英米の高等教育を受ける必要があります。さすれば、時制のある文章の作文を指導してもらえます。もし、成功すれば、哲学博士 (Doctor of Philosophy: Ph. D.) の称号も得られるかもしれません。

引用記事は、アイドルグループの欅坂46に学ぶというタイトルです。若者は、我々の無哲学・能天気の国民性に抵抗しているに違いありません。感情的な身体的な興奮ですね。

確かに、’上辺だけの言葉’ ‘上辺だけの行動’ ‘独善的な活動’ などは、日本人の独善的な態度を的確にとらえて表していますね。無哲学・能天気な人間が腹芸を行うと、そのようになりますね。

＞以下、欅坂46の『不協和音』歌詞引用

＞不協和音で　＞既成概念を壊せ　＞みんな揃って　＞同じ意見だけではおかしいだろう　＞意志を貫け！

意思は、未来時制の文章内容として表現される。だが、日本語文法には時制というものがないので、未来時制もない。だから、日本人は自己の意思を示すことが出来ない。相手の意思を捉えることもおろそかである。意思というものを捉えられない日本人は、どうするのか。通常、忖度 (推察) でその場しのぎの処理している。’以心伝心’ などと説明しているが、解釈の違いも多い。忖度は、聞き手の勝手な解釈であるから、意見の食い違いに発言者は責任が無い。とかく、この世は無責任。

 ＞10代のカワイイ女の子たちが、愛想笑いを一切浮かべず挑戦的な眼差しで、このような歌詞の歌を歌う。そのクリエイティブが今の時代に何を意味するのか。欅坂46について語りたがる大人や音楽業界人が多いそうだが、なぜそうなるのか。そのことの意味も含めて、社会貢献業界は考えるべきだ。

そうですね。その挑戦的な眼差しの機序 (mechanism) を考えるのが楽しいですね。

 ＞結局のところ、社会を動かすには「ポップ」であることが重要だ。日本のNPOやCSRに決定的に欠けているのが、このポップなのである。しかし、希望はある。2010年頃にCSR業界に台頭してきた人たちの中には、このポップということを理解している人たちもいる。そういう人たちが連合して、ラディカルな（革新的かつ本質的な）社会貢献ムーブメントをもう一度起こさねばならない時期なのだ、と僕は思う。もちろん他人事ではなく、それは僕自身にも跳ね返ってくることではあるのだが、ともあれ欅坂46の登場は、そういう時代の幕開けを指し示していると感じる。

‘ポップ’ は、’street fashion’ のことですね。それは、‘感じ’ (sense) ですね。日本人の好きな ‘気分・雰囲気’ の様なものか。哲学ではないですね。

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