健康寿命を研究している学者によりますと今年生まれた子供の半数が、107歳まで生きるとの見解を述べています。 まさに人生100年時代の到来がすぐそこまで来ていると感じる状況にあります。 掛川市においては、人生100年時代をどのように健康で生きていくか、高齢化社会のまちづくりをどのように進めるかなど人生100年構想の策定に取り組み始めたところです。 健康長寿は誰もが強く望むところでありますが、100歳を病気もせずに送ることはなかなか難しいことです。 皆さんが承知していることと思いますが、正しい食生活、適度な運動、そして敬老会などの行事に積極的に参加するなど家に閉じこもらないことです。 高齢者が買い物や病院に行くなど一人で外出できるような移動手段の確保がこれからの最重要な行政課題であると考えています。 また、健康には緑茶をたくさん飲むことです。 金沢大学の医療チームが緑茶をたくさん飲む人は認知症予防に効果があり、アルツハイマーになりにくいと研究の成果を発表しています。 先日、女優の樹木希林さんが亡くなられました。 「延命治療」を望まなかったとの報道にありました。 誰もがいずれ必ず直面する人生の最終局面をめぐって、医療のあり方が変わろうとしています。 今年、厚生労働省は「本人の人生を尊重して、医療・ケアの提供について検討することが必要である」と人生の最終段階における医療や介護の方針について家族や医師や介護師と事前に話し合うことが必要であると訴えております。 人生100年時代を迎えるに当たり、健康で長生きする健康予防に努めると共に、あなたが重病になった時病名や余命の告知を望むか、回復が困難な状態で延命治療を望むか、あなたの考えや思いを元気な時に決めて家族に伝えておきましょう。 |