2019年08月19日(月) 

 

 

>◆国体の本義とは  >リンク

>>1937年に「日本とはどのような国か」を明らかにしようとするために、当時の文部省が学者たちを結集して編纂されたようで、神勅や万世一系が冒頭で強調されており、国体明徴運動の理論的な意味づけとなっていたと紹介されていました。

 

国体とは、国家の体制のことである。わが国の国体は、序列体制である。序列人間が、半ば自動的に人間の序列を作る。特に理念のようなものはない。

日本語には、階称 (言葉遣い) というものがある。’上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断ができないと、日常会話も満足にできない言語環境になっている。

そのうえ、日本人の礼儀作法も序列作法になっているため、世俗的な序列判断ができないと、礼儀正しい日本人になることもできない。

‘人を見損なってはいけない’ という想いが強迫観念の域に達していて、人々は、ピリピリしている。そして、気疲れする。

序列メンタリティに慣れ親しむと、目上の者と目下の者の間に自分の位置を保ちながら、安堵感と強い帰属意識を持つようになる。これが我が国民の自国への強い執着となっている。

自己の序列を離れて他に行く所も見えていない。序列体制の存在しない土地においては序列による協力も不可能となり、寂しい。心身ともに疲れ果てる。だから、この島国から出られない。この島は、序列のある特殊な島である。

 

>◆戦後の神国日本  >リンク

>>戦前の「神国思想」が多くの生命を奪った経緯から、戦後になると、日本国憲法が制定され、政治の場から神国思想を排除するために、政教分離原則の厳格化と信教の自由の導入が行われ、日本社会の表舞台から神国思想は衰微した。

 

我が国においては、カミとシモは至る所に存在する。これは、人々の序列思考の賜物である。上下思考なくして、礼儀正しい日本人も考えられない。

 

>>しかし、2000年5月15日に、時の首相・森喜朗が、「日本は天皇を中心とした神の国」等発言した。 

 

国体の明徴とは、天皇中心主義の国体観念を明らかに証拠立てることですね。天皇中心主義の発祥の地は、明らかに日本語の中にあるといえます。しかし、これは、哲学などではない。ただの事実です。序列を見つけては、価値あるものと一途に思い込む日本人の性癖です。

我々日本人は、日本語と英語の両言語を良く学び、時制の大切さを学ぶのが良いと思います。英文法には時制 (tense) というものがあって、非現実 (考え) の内容を文章内容として表現することができます。

時制のある.文章は、それぞれに独立した非現実の三世界 (過去・現在・未来) を表すことができます。ですから、時制のある言語を話す人は、世界観を持つことができます。

非現実の世界は、各人初めは白紙の状態であるのですが、白紙の状態は各人が気になるところであります。ですから、各人で自主的にその内容を埋めて行くことになります。過去の内容も未来の内容も果てしなく展開可能であります。世界観の内容を持てば、それはその人の哲学であります。各人に、哲学は必要です。Everyone needs a philosophy.

‘あるべき姿’ は、未来時制の文章内容になります。この内容を基準にとって現実の内容を批判すれば、彼は、批判精神の持ち主となります。日本語には時制がないから、日本人には世界観がありません。ですから、日本人には批判精神がありません。日本人の好む比較は ‘上と見るか・下と見るか’ の比較であって、現実対現実の比較になります。すると、’それでどうした’ (So what?) の問いには、答えが出ない。だから、議論に意味がない。

意思は、未来時制の文章内容になります。日本語には時制がないので、日本人には意思がありません。意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. 意思のない日本人は、仕方なく無為無策でいる。だから、指導力がありません。だが、日本人には恣意があります。意思は文章内容になるので意味がありますが、恣意はバラバラな単語のまま (小言・片言・独り言) で存在するから意味がありません。日本人には、意思の代わりに恣意 (私意・我儘・身勝手) があります。意思疎通の代わりに、恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) があります。このような有様では、国際社会に通用しませんね。

時制のある文書内容を作成して、自己の意思と世界観を大いに公表しなくてはならならないでしょう。さすれば、国際的にも理解が得られて、未来社会の建設に協力者と一緒になって大きな貢献ができます。これが、我々日本人の進むべき道でしょうね。英米人は、日本語を話しても日本語思考による閉塞状態に陥ることがありません。考え方が他にもあるからです。我々もこの方法を取り入れるべきですね。

 

 

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閲覧数562 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2019/08/19 21:55
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