2019年09月23日(月) 

 

 

> 教育問題と社会問題を混同しているかもしれないが――日本の教育システムの失敗を世界発展の観点から見ると――創造性の欠如、独創性の欠如、グローバルな領域で交流が不可能であること、世界の仕組みに関する部族的な理念(石器時代のようだ)、意思決定や方向決定に対する無能性や無意思、完全な受動性が存在する。

 

創造性の欠如:: 非現実 (考え) の内容を現実の世界で実現すれば、それは創造である。しかるに、日本人には、非現実の内容が想定外になっている。だから、創造性に乏しい。

独創性の欠如:: 独創性は、個人主義に基づいている。没個性では、独創性は考えられない。

グローバルな領域で交流が不可能:: 日本人には、意思がない。だから、意思疎通は図れない。国際的な相互理解は難しい。だが、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。だから、恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) がある。これは、非言語の領域であるから、外国人には通じない。

世界の仕組み:: 世界観の内容のことですね。日本人には、世界観がない。

意思決定や方向決定:: 日本人には、意思がない。だから、意思決定に難渋する。指導性を発揮できない。

完全な受動性:: 意思の無い人間には、能動がない。能動が無くて受動ばかりがある。取るべき道は、完全な受動性である。

 

(略)

>この国の塾Jukuの必要性について対処してはどうか――だいたい、なぜ子どもたちは魂を破壊するようなところへ行かなければならないのだ。

 

受験勉強は、人間の序列を作る為のこの国の手段ですね。魂が破壊されると、人間は序列人間になる。受験勉強は、それ以外の役には立っていない。

日本語には、階称 (言葉遣い) というものがある。’上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断ができないと、日本語の日常会話にも事欠くほどである。その上、日本人の礼儀作法は、序列作法に基づいているので、世俗的な ‘ものの上下’ を心得ていないと、礼儀正しい日本人にもなれない。だから、見損なってはいけないという想いが強い。序列判断は、日本人の強迫観念の域にまで達している。だから、塾の勉強も縦社会を生き抜く処世術として重要なものと認められている。

 

>学校における画一的な教育についても対処する必要がある――言いかえれば、批判精神の欠如や問題解決能力が行われていないことに対処すべきだ。

 

そうですね。

自分の世界観の内容に基づいて、現実の内容を批判すれば、批判精神の持ち主になれますね。

ところが、日本人には世界観がない。非現実 (考え) の内容は、時制 (tense) のある文章として表現される。

時制のある文章内容は、それぞれに独立した非現実の三世界 (過去・現在・未来) を表すことができる。人生の初めには、これらの三世界は、白紙の状態である。だが、この白紙の状態は、各人が気になる所である。だから、人間は、思春期になると ’考える人’ になる。だんだんとその内容が充実して世界観と呼ばれるものになる。三世界の内容は、果てしなく展開が可能である。歴史に関する考えは、歴史哲学になる。科学に関する考えは、科学哲学になる。人生に関する哲学は、人生哲学になる。などなど。

各人に哲学 (考え) は必要である。Everyone needs a philosophy. ‘哲学とは、何ですか’ と日本のインテリから何回も尋ねられた。だが、英米人からはそのような質問は受けなかった。自己の哲学の内容に従って、現実の内容を批判すれば、批判精神の持ち主になる。

日本語の文法には、時制がない。日本人には、世界観が無く、批判精神もない。

英文法には、時制がある。英米人には世界観がある。批判精神がある。

 

>現在の教育システムは、標準試験の要求に向けてすべてが調整されている。

 

人間序列形成の為には、没個性の標準試験であることが必要ですね。これでうまくゆくのでしょうかね。

我々日本人は、日本語と英語の両言語を良く学び、時制の大切さを十分に深く理解すべきですね。さすれば、我々は自己の意思と世界観を表明できるようになります。

英米人は、日本語を話していても、日本人特有の閉塞感に襲われることはありません。彼らには、考え方はいくらでもある。正解は、唯一つではない。

我々も彼らのやり方を取り入れたら、自己の世界観を世界に向けて表明することが可能になります。国際的な理解が得られ、信頼されます。

世界観と意思に広く賛同者を得て、未来社会の建設に着手できます。そして、自類の進歩に貢献できます。

 

 

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閲覧数519 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2019/09/23 11:52
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