2020年06月01日(月) 

 

 

>生徒が学ぶのは、規則に従い、自分の前に敷かれた道から外れないようにすることだ。 

 

そうですね。それは訓練・鍛錬の手法ですね。

 

> 標準化テストでは、その詩を書いた張本人でさえも答えられないような問題が出されている。

 

その可能性はありますね。ここは出題者の独壇場ですね。

 

>選択肢を提示してその中からたった一つの“正しい解答”を選ぶという根本的な構造をやめない限り、私たちはこうした反思考的な世界から抜け出せない。

 

そうですね。矛盾を含んでいない全ての文章は正しい考えを示している。人の考えは各人各様である。だから、正解は一つではない。幾らでもある。

 

>一つ一つのテストや問いが、世界における知識や理解の本質に関して根本的に問題のある考え方を生徒に押し付けている。

 

そうですね。個人の考えを奪う可能性がありますね。

 

>こうした問題は生徒に対し、自立的かつ自由回答型で探求心のある思考は世界を生きていくためには必要ない、あるいは望まれないものだという考え方を教えているのだ。> 私たちは生徒たちに対し、自分では思考をせずに、テストの問題作成者が作った道に続くことだけを考えるよう教えている。

 

自主独立の精神に悪い影響を与えますね。

 

>全ての答えには正しい答えが一つだけあるということ、その正解をどこかの誰かが既に知っているということ、そしてこうした人たちが自分に望む解答を学ぶために学校に行くのだということを教えてしまっているのだ。

 

そうですね。それは説教師の態度ですね。

 

>これは何も教育分野で目新しい問題ではないが、現在に至るまで強化され続け、幼稚園から高校に至る全課程に組織的に組み込まれ、よりいっそう奨励されている。

 

教育分野は学問の奨励をしているのではなくて、処世術の訓練をしているのですからね。この手法で学問の栄える国になることは無いでしょう。

 

>これにより、自立した思考に対する意欲がそがれた世代が生まれたとしても、驚きではない。

 

そうですね。驚くことは何もありませんね。

 

>―――――――――――――――――――――――――――――

>答えのない問題の解決策を自分たちで思考する事こそ思考力を育むものであるのに対し、学校では既に用意されている答えを覚えるという事をひたすら何回も繰り返しているので子供たち、若者が思考停止状態に陥っているという構造が鮮明に分かった。

 

そうですね。学校では、思考 (非現実) は意味のないものに近くなっていますね。子供たちに処世術 (現実) の習得を専念させていますね。

 

>世の中における学校の認識は若者本来の力を奪っているという事を潜在的ではなく鮮明に理解しているのだなと感じた。

 

何しろ学校は人間の序列を作ることに専念していますからね。  個人に関する採点はなるたけ楽な方が良い。学校が決まった答えを用意しなければ、採点の時に考えなくてはならなくなります。だから、反省の色は無い。

司馬遼太郎は、<十六の話>に納められた「なによりも国語」の中で、片言隻句でない文章の重要性を強調しています。

「国語力を養う基本は、いかなる場合でも、『文章にして語れ』ということである。水、といえば水をもってきてもらえるような言語環境 (つまり単語のやりとりだけで意思が通じ合う環境) では、国語力は育たない。、、、、、、ながいセンテンスをきっちり言えるようにならなければ、大人になって、ひとの話もきけず、なにをいっているのかもわからず、そのために生涯のつまずきをすることも多い。」

 

イザヤ・ベンダサンは、自著 <日本人とユダヤ人> の中で、言葉 (ロゴス) について以下のように語っています。

、、、、、 母親が子供に「チャント・オッシャイ」という場合、明晰かつ透明 (英語ならクリヤー) に言えということでなく、発声・挙止・態度が模範通りであれ、ということである。だが、クリアーということは、原則的にいえば、その人間が頭脳の中に組み立てている言葉のことで、発声や態度、挙止とは全く関係ないのである。 、、、、、日本では、「その言い方は何だ」「その態度は何だ」と、すぐそれが問題にされるが、言っている言葉 (ロゴス) そのものは言い方や態度に関係がない。従がって厳然たる口調と断固たる態度で言おうと寝ころがって言おうと言葉は同じだなどとは、だれも考えない。従って純然たる会話や演説の訓練はなく、その際の態度と語調と挙止だけの訓練となるから、強く訴えようとすれば「十字架委員長の金切声」という形にならざるをえない。(引用終り)   

 

 

 

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閲覧数300 カテゴリアルバム コメント0 投稿日時2020/06/01 08:51
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