ここは袋井市浅名にあって郷土資料館は平成3年に造られてもう20年になるそうです。今回は平成22年に完成した「近藤記念館」の建物を見に行ってきました。雨降りでしたのでお客さんはいなくてゆっくり説明をしていただきました。説明によりますと、「近藤記念館」とは袋井市出身の近藤健次さんの郷土に対する貢献を顕彰するための浅羽会館跡地に整備されるエントランス広場の中の施設としてオープンしました。郷土資料館の隣に位置し一体的に利用します。この建物の特徴は①【一文字瓦】一文字瓦を採用した量感のあるすっきりとした美しいデザインです。②【深い軒先】軒先は日差しをカットする効果があります。③【木製格子】格子によるやわらかな日差しとシルエットがアクセントとなり一体感を増す空間。④【アーチ梁】アーチ梁が建物内部の天井に16本使用されていて、木造でありながら柱の少ない空間です。このアーチ梁は直径12㎝の杉材を縦に3本切れ目を入れてしなるようにして{ダボ」という木製のビスを側面に打ち込んであります。こうした梁材や施工方法は国内ではほとんど例を見ない特殊な技術です。ということです。 「展示学習体験」ということで懐かしいかまど、電気を使わない冷蔵庫が置いてありました。 工事中のアーチ梁このアーチ梁直径12㎝16本の杉はじつはうちのを使ったものです。当時森林組合のOさんから話があり是非ということでしたので使ってもらいました。こんなにすごいものになって喜んでもらえて良かったと思いました。説明をしていただいた教育委員会鈴木様ありがとうございました。みなさんも行ってみて下さい。