市民記者コーナーの「『晴れ男の南九州めぐり』その④」
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『晴れ男の南九州めぐり』その④
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2010年06月30日 00:04
今朝もまたとっておきの青空に起こされてしまいました。
今日はもう九州最後の日です。
昨日はあまり気付かなかったのですが、今朝はホテルの玄関には防疫マットが敷かれていました。
鹿児島県は九州ではトップの畜産県で、日本全体として見てもトップクラスと聞いています。
防疫マットが有効手段かどうかはまだ分かりませんでしたが、少し動きが遅いような感じを受けました。



今日最初の訪問地は霧島屋久国立公園の一つで、大隅半島最南端の「長崎鼻」という景勝地です。
ここでは薩摩富士と呼ばれる開聞岳(かいもんだけ)924mが一番よく見える場所でもあります。
空気が澄んでいれば屋久島が見えると言うことでしたが、今回は硫黄島までしか確認できませんでした。
時節がら南の空には雲が多くなってきました。

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このあとは「知覧特攻平和会館」を見学し、衝撃的なお話を聞く事が出来ました。
ここは昭和20年の終戦間際の今頃、20歳に満たない大勢の若者が特攻隊となって沖縄戦に飛び立って行った悲劇の舞台となったところです。
ここでの悲惨なエピソードは短時間ではとても語り尽くせません、一度訪れてみると平和の有難さがよくわかりますので、お勧めします。



そして最後の昼食はまた焼酎の工場でした。
飲み放題のあと工場内のレストランで食事をして、おみやげを買って帰るというパターンは宮崎と同じです。
バスの乗務員さんに勧められた通り、主な買い物はこちらでして、鹿児島空港に向かいました。



最後にガイドさんから「皆さんは幸運でした、実は天気予報によると南九州は明日
から大雨になる予報が出ていて、ことに依ると梅雨入りするかもしれない」と言われました。
そこで私はすかさず「自分は晴れ男である」という自慢をしてしまった次第です。
ところで、このガイドさんはまだ富士山の実物を見たことがないということでしたので、即座に掛川城のパンフレット、絵葉書、掛川市内の観光案内書を数部お渡しして、会社の戻ったら宣伝してもらうようにお願いしました。



さて鹿児島空港は熊本空港に比べると更に一回り大きくて、沖縄や離島に行く飛行機がたくさん駐機していました。
ロビーも普通の国際空港並みで、端まで見えないくらいの広さです。
そんな中、私たちが搭乗する飛行機はすぐわかりました。
機体がピンク色で胴体にちびまる子ちゃんのイラストがある、派手な飛行機です。



当初述べた通りこの3号機は前の2機に比べると仕様が少し異なり大きいです。
途中の機内アナウンスによると高度も9200mと高く、スピードも確か920km/hと言っていました。
順調なフライトでしたので居眠りする間もなく短時間で静岡空港に到着してしまいました。

ところが空港出口のドアの周囲には、大勢の人がカメラやテレビカメラをこちらに向けて待ち構えていたので、何か有名人、または犯罪人が降りてくるのを待っているんだろうか?と話しながら出て行きました。
ところが我々が搭乗したFDA134便は、静岡空港国内線に口蹄疫の防疫マットを敷いた直後の便だった為に、インタビューに集まった報道陣でした。

殆どの乗客が九州の防疫体制の状況や、マットの有効性などの質問を受けていました。
私はマットの効果はあるものの、トンビを初めとする野鳥の媒介などの抜け穴もあることを話しました。
実は履物もそうです、旅行中はスニーカーを履いていて、帰り際に履き替えている旅行者もありますからね!
静岡にまで蔓延してしまったら本当にえらい騒ぎになってしまう、と思いました。

という訳で最後まで話題の尽きなかった今回の旅行でしたが、本当に好天に恵まれた事は幸せでした。
これは全て“伝説の晴れ男”である“私のおかげ”です。

ここ数年間の旅行はほぼ100%晴天でした、この奇跡的な自分に「感謝、感謝!」



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