健康診断で糖尿病の境界型と指摘されても本人の自覚症状はありませんが、その頃から病気の進行を予防するため、自己管理が合併症予防の鍵となります。
市民公開講座「糖尿病教室」は、糖尿病患者会オリーブの会の会員から、糖尿病の勉強をしたい、知識を得たいとの希望からたちあがり、本年度は、第2回目の公開講座の開催に至りました。昨年度の講義中心の講座から、本年度は参加型の講座に変え、個々の自己管理につなげていけるような企画にしました。
日曜日の開催で、会議室を広く使用し、運動療法、食事療法、お薬の相談、フットケア、血糖測定、血圧測定、BMI測定、動脈硬化測定を個別計測と個別に指導しました。
参加された方からは、「いろいろな分野の方の説明があり、初めてでしたが親切でわかりやすく良かったです。」「自分への励みになりました。」等の意見が聞かれました。また、職員からも「参加者が目的を持っていたので適切な指導ができた。」「活気のある講座となった。」との意見が聞かれ、新病院でも継続したいと意欲的です。
2階東病棟 萩原 智美
