NPOプレゼント講座2014 - トピック返信
【レポート】第1回中東遠地域 市町・市センター会議
平成26年度の第1回中東遠地域 市町・市センター会議の様子をレポートします。

■日時 平成26年9月1日(月)10:00~12:00
■会場 掛川市竹の丸
■内容
1.開会
2.自己紹介
3.各市町・センターの市民活動・協働の様子について
4.平成26年度プレゼント講座について
(1)平成26年度NPOプレゼント講座全体の企画内容について
(2)NPOプレゼント講座の広報について
(3)市町・市センター会議について
5.情報交換
6.次期開催時期について
7.閉会



【各市町・センターの市民活動・協働の様子について】
○掛川市
昨年、自治基本条例が施行されたが、現在、その下部条例である「まちづくり協働推進条例」についての議論が大詰めに来ている。来年2月の議会で上程される予定。
並行して地区のまちづくり協議会の仕組みづくりも行われている。
市民活動については、中間支援組織となる市民協働センターが来年度には市直営でスタートする予定。

○袋井市
総合計画の見直しに向けて「市民と行政のパートナーシップ」によるまちづくりを進めている。総合計画を見直す委員を公募で募集し、500人くらいの方が応募してくれた。今年度4回実施し、協働のあり方や多文化共生など意見をもらっている。
また、地域住民と地域担当職員による地域づくりや地域課題の解決に向けた取り組みも行っている。

○森町
協働まちづくり推進事業では10団体が提案。しかし、同じ団体で同じ活動で変化がないのが課題。


○菊川市
市民活動団体への講座、相談会、補助制度を行い、地域活動の推進を図っている。
全11地区にコミュニティ協議会を立ち上げ、イベント開催から地域の課題解決まで進めようとしている。
平成18年から平成22年まで、NPOと企業と行政の協働も進めている。また、NPO法人同士の連携を進めるため、平成24年にはNPO法人交流会を年2回開催した。
企業向けにも月1回、商工会議所を会場にCSRの活動に特化した相談会も実施している。
行政内でも庁内会議を開催し、職員の意識の啓蒙を図っている。

協働についてのガイドブックを再編。去年に続いて2回目。少しずつ見直しているが「どんな団体があって、何をやっているかわからない」という声にちゃんと答えられる内容になっている。
市民団体の紹介プラス、コミュニティ協議会の紹介をしている。
一団体一ページ。事例までは載せられないが、写真は新しいのにしてもらった。
行政としては、情報を新しくしてもらうために各団体に連絡を取って、コミュニケーション取れたのが大きかった。申請のやりとりが終わり、交付金のやりとりしかできなかったが、このガイドブックの作成によって、団体とのやりとりする機会ができたのがいい。一年に一度でも必要だと感じる。



○磐田市
協働のまちづくり提案事業を実施している。今年度は6団体応募のうち3団体採用。
情報発信については、メール配信サービス「いわたホッとライン」やホームページ、ららぽーと磐田の「磐田情報館」や館内放送で等で発信。ららぽーとでは、NPOパネル展も開催した。
現在、市民団体142団体)が掲載された市民活動のガイドブックを新しく発行予定で動いている。

○静岡県くらし環境部 県民生活局 県民生活課 NPO班
現在、NPO法人に渡せる冊子を再編中。これまでは自立を促す側面的な支援だったが、事務手続きの見直しも含めての内容となっている。
ふじのくに西部NPO活動センターは、NPO法人 魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)が2年目。各市町との交流が深まって、いろいろな相談がある。待っているのではなく、出かけていってくれるのがいい。
他市の団体との協働案件があったらご相談下さい。



【ふじのくに西部NPO活動センターについての意見】
○菊川市
相談できる体制が整ったのは大きい。行政だけでは対応できないことを、専門家がフォローしてくれることで自信を持って対応できるようになった。自分たちだけではなかなかすべての質問に答えられないので。

○磐田市
初期相談は市で対応できるが、幅広い質問が来るので、その都度、西部NPO活動センターの方に来てもらって同席してもらっている。自分たちの勉強にもなる。
事業計画書や活動予算書が作れなくて、NPO法人化をあきらめるケースも出ている。

しかし、中間支援的な専門集団のNPOを立ち上げている若い人たちもいる。
介護の専門家が課題解決型の事業を実施するために設立するケースもある。

○袋井市
現在NPOは20団体で、去年1つ増え、今年1つ増える予定。

○掛川市
NPO法人か一般財団法人か、検討している団体もある。NPO法人になるメリットが今見つけられないのも事実。

【今後の市町・市センター会議について】
○主催者より
中東遠の各市町、市センターの担当者同士のネットワークができ、情報を共有していくことが大きな目的。各市町の地域課題を共有し、関係者のスキル向上や意識の向上に役立てたい。

協働の様々な取り組みを「見える化」するために事例集を作成したい。各市町のホームページとリンクする形で進めていきたい。

次期開催時期については、冬ごろ、もしくは2月ごろを予定している。


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【レポート】第1回中東遠地域 市町・市センター会議 - 14/10/14 11:44 (中東遠地域づくりシンポジウム実行委員会)