私たち和田岡小職員が最後に用意したサプライズは子どもたちも大好き、職員で構成する劇団「ひまわり」による演劇「こあくんと和田岡っ子の冒険 第三章」 監督・脚本・主演を校長が務めた第三章のサブタイトルは「さようなら校長先生、サイコバスターよ永遠に」です。
ストーリーを紹介しましょう。こあくんと校長が散歩をしていると、向こうから雨穴軍団のひとり闇バイトの良直さんがやってきます。そして、「郵便だよ!」と校長に手紙を手渡します。なぜ郵便配達をしているか尋ねると、良直さんは「おれもいい年だからな。いつまでも闇バイトなんてやってられないと思って郵便局に就職したんだ。(手紙を渡して)さあ仕事、仕事。じゃあね!!」と言って去って行きました。その後、手紙を読んだ校長は、こあくんに打ち明けます。「こあくん、聞いてくれ。海の方にある大東の国が海の魔人ポセイドンに襲われて大変なことになっていると、大浜中のマスコット・リプルがお手紙で教えてくれたんだ。こあくん。僕は大東の国の人たちを助けに行かなくてはならない。だから…残念だけど、こあくんとも和田岡っ子ともお別れだ。」慌てたこあくんは「そんなー、ひどいよ。校長先生、行かないでよ。これから和田岡っ子が雨穴軍団に攻撃されたら、どうすればいいんだよ?」とすがりますが、校長は「こあくん、ごめん。海の魔人ポセイドンは、僕じゃなければ倒せない強大な敵なんだ。それに和田岡にはこあくんがいるじゃないか。これからはこあくん、君が雨穴軍団から和田岡地区を守ってくれ。」と告げ決意は固いようです。こあくんは悲しくなって泣いてしまいます。