「看護部トピックス」で病院の日常を発信！
～掛川市立総合病院の看護師さんにインタビュー！～

今年1月に開設されたコミュニティ「看護部トピックス」。全国の地域SNS関係者から「地域住民と地域医療の現場とつなぐ役割を果たしている、全国的にも類のない試み」と注目されていることをご存知でしたか？

今回、掛川市立総合病院に伺い、看護部長さんをはじめ総勢6名の看護師さんに「看護部トピックス」で発信する楽しさや苦労話などを語っていただきました。
まずは、看護部長の青木春美さんに全体的なお話を伺います。



■「看護部トピックス」をはじめられたきっかけは？

「看護部トピックス」の新着情報は、掛川市立総合病院公式ホームーページの「看護部より」にも連動しているのですが、「看護師になりたい」「病院で働きたい」という学生さんが少しでも増えてくれればと考えたのが始まりです。ホームページでも「看護部概要」や「看護部の取組み」は紹介していますが、もっと日常的な出来事を発信することで、顔の見える関係性の中で安心して問合せをしてくれる方が増えればと思ったのです。

■反応はいかがですか？

学生以外の方からも「働きたい」という問合せがあったり、「看護師募集」とは関係ないところで多くの市民の皆さんが読んで下さっているというのには、びっくりしました。「拍手」が嬉しいですね（笑）。実際に読んでくれている人がいるんだと実感でき、励みにもなります。

■書かれた方の人柄が感じられるような記事が魅力ですよね。看護師さんたちを、とても身近に感じます。

そう言っていただけると、嬉しいですね（笑）。

■今、市立病院の看護師さんは何名くらいいて、このコミュニティはどなたが担当されているのですか？

掛川市立総合病院には、現在、正規の看護師が267人、非常勤と合わせて337人の看護師が働いています。
「看護部トピックス」は、15名の部長、副部長、看護師長が交代で記事を書いているのですが、週1で更新しようと奮闘していて、2～3ヵ月に一回、記事を書く担当が回ってくるという具合です（笑）。
普段なかなか見ることのできない病院内のこと、例えば手術室の様子や袋井市民病院の看護師さんたちとの研修の様子なども紹介しています。

■では、日々「看護部トピックス」に記事を書いて下さっている看護師長の皆さんに、苦労話も含めてエピソードなど、伺いたいと思います。

「最初、記事を書くなんてどうしよう～と思いました（笑）。でも、何か記事を書かなきゃ、載せなくちゃと思うと、毎日の仕事をいつもと違う目で見ることができると気づきました。改めて、病院の様子をウォッチしています」（森下俊子さん）


「記事は書けても写真は苦手なので、スタッフに写真撮影は手伝ってもらっています（笑）」（永井洋子さん）


「看護部長が『金環日食の記事もOK』と言ってくれて、背中を押されたような気持ちになりました。まじめな話題から柔らかい話題まで、幅広く発信したいと思っています」（帯金里美さん）


「『看護部トピックス』を始めたことで、病棟のスタッフが頑張っている様子を発信できるのが嬉しいですね。普段、見えないところで頑張ってくれていますから（笑）」（村上真弓さん）


「他の看護師さんたちの記事を読んで『この話題を記事にしたのか～』とか『クイズ形式にすると面白いな～』とか、参考にさせてもらっています（笑）。みんながいろんなところに着目しているのが面白いですね。読んで下さる皆さんが、どんな記事を書いたら『読みたい』と感じてくれるのか、私たちも考えながら、そして楽しみながら発信したいと思います」（山田貴江さん）


■最後に、市民の皆さんにお伝えしたいことはありますか？　看護部長さん、お願い致します。

先ほど、帯金から「感染管理」の話が出ましたが、彼女は「感染管理認定看護師」です。看護師の資格プラス、様々な専門知識を勉強して「認定看護師（※1）」を取得する看護師が増えています。認定看護師になると外部で講師ができるので、インストラクターとして地域貢献ができるんですね。ぜひ地域で活用してほしいし、そういう制度があることも知って欲しいと思います。
これからも、いろいろな話題を「看護部トピックス」で発信していきますので、皆さん、どうぞ楽しみにしていて下さい。

■では、映像による看護師長さんたちからのメッセージです。楽しいです！！

【YouTube】｢看護師トピックス｣で病院の日常を発信！



■おまけの話
①4年前から「e-じゃん掛川」を活用！
「感染管理認定看護師」帯金さんは、なんと4年前から「e-じゃん掛川」で「ICNのたまご」コミュニティを開設運営しています。
「病院全体の感染予防などについて、全国の感染管理認定看護師の仲間と連絡し合い、情報を交換し合ったり、ときには『さわやかのハンバーグがおいしいよ』など掛川のPRもしているんですよ（笑）。現在、全国で21人が参加しています。非公開のコミュニティなので、参加者以外は見ることができないのですが、すごく活用させてもらっています！」

②看護師さんは忙しい
取材の途中、看護師長さんたちの携帯が何度も鳴りました。皆さん、お忙しい中、時間を作って下さったんだなと感じました。厳しい仕事であることを感じさせない、看護師さんたちの明るくたくましい雰囲気が、きっと患者さんへの励ましになるのだと、実感しました。動画出演も快く応じて下さって、本当にありがとうございました！

③「認定看護師（※1）」とは？
「認定看護士」とは、「公益社団法人日本看護協会の看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、水準の高い看護実践のできる者」をいうとのことです。「救急看護」「訪問看護」「新生児集中ケア」など21の分野があるとのことです。
（公益社団法人日本看護協会HPより）

■「看護部トピックス」はこちら
◎例えば、こんな記事があります！
「産科祝い膳を始めました」
今日は、産婦人科・小児科の混合病棟である3階病棟の新たな取り組みを紹介します！
当院で出産された産婦さんに「おめでとう」の気持ちを形にしたくて、産科祝い膳を始めました。（詳細は こちら）

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