NPOプレゼント講座2015の「【第2回レポート】「遠州小京都の歴史文化を活かしたまちづくり」に学ぶ(森町)」
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【第2回レポート】「遠州小京都の歴史文化を活かしたまちづくり」に学ぶ(森町)
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中東遠地域づくりシンポジウムin森町
「遠州小京都の歴史文化を活かしたまちづくり」に学ぶ

平成27年度第2回目のNPOプレゼント講座は、森町での開催です。「町並みと蔵展」が開催されるようになった経緯と、10年経っての現状を伺ったあと、実際に「町並みと蔵展」の見学に行きました。

【1】「町並みと蔵展」が開催されるようになった経緯と10年経っての現状
講師:遠江木三の里連代表 榊原淑友氏

■歴史と文化香る町並みを活かす
「町並みと蔵展」は、森町再生プロジェクトの一環として始まりました。
森町は、県下でも有数の歴史と文化香る町であり、古い町並みが今も残る数少ない町です。この町並みを活かしたまちづくりができないかと考えました。

でも、当初、町の人たちの意見として「こんな町に見ーくる人はいないよ」という声がほとんどでした。会議を繰り返す中で、町のみんなが協力してくれる体制を作るにはどうしたらいいかを考えました
町の人たちは、「自分たちが主体的にやる」のだと二の足を踏むのですが、静岡文化芸術大学と共催で「大学がやりたいと言っているので協力してくれないか」と持ちかけると、「できることなら、応援してやらんといかんな」と協力してくれるようになりました。

■「遠州木三(きみ)の里」の由来
森町は、古くからお茶や古着商で栄えた町で、遠州の小京都と言われ、「森」の字が「木」が三つあることから「三木の里」と呼ばれていました。
私たちが、なぜ「三木の里」ではなく「木三の里」かといえば、江戸時代、森町は松尾芭蕉の弟子たちと交流があったといわれ、実際にその手紙も現存しています。手紙には「遠州木三の里連」様、という宛名がありました。こうした歴史や文化を掘り起こしていく私たちの会の名前としてふさわしいと思い、「遠州木三の里連」と名前を付けました。

■「町並みと蔵展」の特徴
この「町並みと蔵展」は、平成17年から始まり、春と秋の年2回、開催しています。町並みを見てもらうイベントでは、遠州横須賀の「ちっちゃな文化展」が有名ですが、森町の「町並みと蔵展」の特徴は、毎回、テーマを決めているところです。「歴史」「文化」「人物」「物産」など、様々なテーマにスポットを当て、そのテーマを町の人みんなで掘り下げる勉強や活動やイベントを実施しています。スポットを当てることで、住民がその資源の価値に気づく、ということを毎回実感しています。私自身も、この「町並みと蔵展」のおがげで、たくさんのことを勉強しました。

今回で21回目を数えます。今年は森町となって60周年を迎える節目の年なので、テーマを「若者に伝えたいこと」としました。森町は、平成16年の平成の大合併のとき、合併しないことを選択した町です。今、「周智郡」として残っているのは森町だけです。森町の将来に向けて何を残したいのか考えたいと思いました。

■これまでのテーマ(全21回)

第1回 「森町の歴史と町並み探索」
第2回 「桜と舞楽」
第3回 「治郎柿のある風景」
第4回 「石松の足音が聞こえる」
第5回 「再発見晩秋の森町」
第6回 「森の炎と春の町並み」
第7回 「忠臣蔵と森のお殿様」
第8回 「舞楽と春の町並み」
第9回 「発明王鈴木藤三郎を生んだ町」
第10回 「森石松と広澤虎造」
第11回 「山田七郎左衛門とお茶の局」
第12回 「森の市神様と6人衆」
第13回 「近代農業の先駆者中島和三郎」
第14回 「新村里助と遠州報徳7人衆」
第15回 「秋葉鉄道配線から50年」
第16回 「発明王鈴木藤三郎を生んだ町」
第17回 「治郎柿献上100回記念」
第18回 「福川泉吾と森の町」
第19回 「恕仲禅師(じょちゅうぜんじ)と秋野孝道」
第20回 「徳川家康と森の町
第21回 「若者に伝えたいこと」

この「町並みと蔵展」を開催することで、森町の歴史や文化を振り返りながら、まちの人が森町の素晴らしさを再発見する機会にもなっているのが、われわれの誇りです。

■今後の展望
今回で21回を数えたわけですが、今、考えているのは、この町並みを修復して、多くの人たちに足を運んでもらえるような仕組みを作りたいということです。
近くには、年間200万人以上もの人が訪れる小國神社もあります。そこからこの町並みにも足を延ばしてもらいたいと思っています。近くには名刹「大洞院」もあります。今の時期、紅葉も素晴らしいです。
森町の町並みの修復とともに、めぐり方の仕組みづくりをしていきたいと考えています。


【2】現地研修「町並みと蔵展」散策

【町並みと蔵展(主催:遠州木三の里連)】
森の石松の里・遠州森町で毎年春と秋に開催されている、町民の手づくりイベント。
 (古着、骨董、絵画、手作り民芸、お食事、他)
http://machikura.jimdo.com/

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