あまりいい話ではありませんが、昨夜妻の父親が亡くなりました。 実家は隣町なので高齢者施設から遺体が届く頃を見計らって行ってきました。
今からの話は私の地区の葬儀の段取りに比較して異なることがあったので、ちょっとしたカルチャーショックを感じました。 これは実家の地域がすべてそうであるとは言えませんので、ご承知おきください。
まず遺体は依頼した葬儀所に届きます。 自宅にはもどりません。
隣家の人のお手伝いはありません。 自治会長には報告するようですが、殆どの人は自宅玄関の忌中の看板と新聞のお悔やみ欄で知るようです。 もちろん親しい人には知らせます。
私の地区は遺体は自宅に帰ってくるので組の人たちがそれを見計らって集まり、通夜、葬儀の段取りを決めます。 例えば火葬許可証も組長が市役所に行ってもらってきます。
所が妻の実家ではすべて葬儀社で手配してくれます。
私の地区では「村香典」というしきたりが残っているので、葬儀の日の朝は6時から9時頃までそのお宅の庭先でそれを受け取りますが、それは組の人の仕事です。 私の地区では1戸最低500円が村香典ですが、殆どのお宅で1000円包みます。 香典返しはなしです。
これは一種の互助会みたいなものでお寺さんへのお布施(55万~60万)くらいは賄えます。 お寺さんに掛りますからね! (・・・も金次第)
私の地区では通夜の香典の受付は組の人がやります。 告別式当日の村香典が終了したら、式場に行って当日の香典受付をするのを頼まれる場合があります。 コロナ前はそれもやって、火葬場での焼き上がりまでの接待も組の人でした。
私の地区では一昔前は自宅で葬式や三日の払いをやったので、それに比べればずいぶん楽になりました。 「不幸があったお宅は通夜から葬儀が終わるまで家の管理を家計も含全て全て近所の人に明け渡す」と言われていました。 ですから危ない人がいるお宅は家の中の片付けをして清掃していました。
他の地域ではどうなんでしょうね?
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