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  <title type="text">狂四郎日記</title>
  <subtitle type="text">狂四郎日記</subtitle>
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    <title type="text">旨いものが一番</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">　今回はチト大病を患ったが、何とか年末には退院でき、自宅で新年を迎えることができた。&#13;
　僕は博多生まれの博多育ちなので、博多の正月料理にはなみなみならぬ思い入れがある。&#13;
　雑煮：ヤキアゴと椎茸の出しで、これに塩ブリ、かまぼこ、カツオ菜、サトイモ、丸餅が入る。豪華な雑煮であり、博多商人の面目躍如といったものだろう。ブリは数日間はもつように強めの塩ブリにする。その塩辛さと寒ブリの脂を辛い味のカツオ菜が中和してくれ、極上の味となる。カツオ菜は関東では手に入らないので、福岡から送ってもらった。&#13;
　が...</summary>
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      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　今回はチト大病を患ったが、何とか年末には退院でき、自宅で新年を迎えることができた。&#13;
　僕は博多生まれの博多育ちなので、博多の正月料理にはなみなみならぬ思い入れがある。&#13;
　雑煮：ヤキアゴと椎茸の出しで、これに塩ブリ、かまぼこ、カツオ菜、サトイモ、丸餅が入る。豪華な雑煮であり、博多商人の面目躍如といったものだろう。ブリは数日間はもつように強めの塩ブリにする。その塩辛さと寒ブリの脂を辛い味のカツオ菜が中和してくれ、極上の味となる。カツオ菜は関東では手に入らないので、福岡から送ってもらった。&#13;
　がめ煮：サトイモ、鶏、レンコン、ゴボウ、コンニャク、ダイコンを甘く煮たもので、関東では「筑前煮」と呼んでいるようだ。これは正月中はテーブルに出しっぱなしで、いつ食べてもいい。&#13;
　これに加えて、今回は銘酒「十四代」の超特を正月用にとっておいたものを飲んだ。酒器は「長崎チロリ」。数年前に買っておいたのだが、使う折が無かったが、今回はめでたい退院記念でもあり、初めて使った。青いガラスが綺麗だった。&#13;
　久しぶりに飲む酒は五臓六腑にしみ渡ったが、少量でかなり酔ってしまった。&#13;
　まだまだ体力には余裕が無いようだった。&#13;
　普通の生活がいかにありがたく、貴重なものか、思い知っているところだ。&#13;
　</div>
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    <updated>2018-01-04T17:23:07+09:00</updated>
    <published>2018-01-04T17:23:07+09:00</published>
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    <title type="text">緊急手術→退院</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">とりあえず、第一報をしておきます。&#13;
 当方、１２月初旬より急性腹膜炎で入院して手術を受けましたが、いくつかの運にも恵まれて危機を脱し、１２月３０日、無事退院いたしました。まだまだ体力はじゅうぶんとは言えませんが、リハビリに専念していきたいと思っています。</summary>
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      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">とりあえず、第一報をしておきます。&#13;
 当方、１２月初旬より急性腹膜炎で入院して手術を受けましたが、いくつかの運にも恵まれて危機を脱し、１２月３０日、無事退院いたしました。まだまだ体力はじゅうぶんとは言えませんが、リハビリに専念していきたいと思っています。</div>
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    <updated>2017-12-30T18:14:44+09:00</updated>
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    <title type="text">フライパッチの整理</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">　禁漁になり、思い立ってフライパッチの整理をした。釣り場ではフライをいろいろ変えるわけで、フライパッチはティペットから外したフライの一時的な収納場所だ。本来は釣りをしたその夜に整理をするのがベストなんだろうが、僕は面倒くさがりやなので１シーズン中のフライがパッチに貯まったままになり、オフになってから整理することになってしまう。昔はマスタッドのフックを使っていて、その鉄製のフックは錆びるので、当時は毎晩整理をしていたと思うが、近年のフックはまず錆びないから、整理が遅れても、大きな問題にはならな...</summary>
    <content type="xhtml" xml:lang="ja">
      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　禁漁になり、思い立ってフライパッチの整理をした。釣り場ではフライをいろいろ変えるわけで、フライパッチはティペットから外したフライの一時的な収納場所だ。本来は釣りをしたその夜に整理をするのがベストなんだろうが、僕は面倒くさがりやなので１シーズン中のフライがパッチに貯まったままになり、オフになってから整理することになってしまう。昔はマスタッドのフックを使っていて、その鉄製のフックは錆びるので、当時は毎晩整理をしていたと思うが、近年のフックはまず錆びないから、整理が遅れても、大きな問題にはならないだろう。&#13;
　画面左は２０年前に買ったイタリア製のフライパッチで、折りたたみ式になっているのでフライは落下しにくいし、川で出会った釣り人にジロジロ見られる心配もないので、気に入って長年愛用している。何度も壊れたが、そのつど修理して使っている。今では国産のものもあるようだ。&#13;
　この作業をやるといつも思うのだが、たくさんのフライを使ってきたもんだと感じる。右上側の大型のフライは阿寒川用のヒゲナガパターンとニンフ、左下側のは狩野川用だ。中央下の黒いソフトハックルは鵜の胸毛で作ったニジマス用だ。鵜は水中にもぐって敏捷に動くためにフェザーの脂分が少なくなっていて、その分よく沈むので、ウェットフライ用に使うことが多い。中央のコインは１円玉。&#13;
　ついでながら、鵜の羽はヘラブナ釣りの友人がくれたもの。ヘラ釣り場では鵜の来襲で困っていて、彼はパチンコで鵜を打って捕らえ、僕が鵜の羽を欲しがっていたことを覚えてくれていて、持った来てくれたもの。&#13;
　外したフライの総数は４２個だった。ま、普通かな。記憶では、１００個以上のこともあったように思う。&#13;
&#13;
　フライパッチ、&#13;
　ＦＦマンの夢の跡　　　信</div>
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    <updated>2017-12-04T12:23:00+09:00</updated>
    <published>2017-12-04T12:23:00+09:00</published>
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    <title type="text">近況</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">バーグマンの「トラウト」の翻訳はチマチマやっていて、現在５４ページまで翻訳が終わっている。ちょっと説明がくどいところもあるが、いい事が書いてあり、がんばって翻訳を続けようと思っている。&#13;
そうそう、久しぶりに「フライの雑誌」から原稿依頼が来た。「次の一手」というエッセイ集に書いてくれと言うので、原稿を送った。１２月初旬の号には出るので、興味ある方はご一読を。&#13;
&#13;
釣りの方はタナゴをやってみようかと思っている。前からいつかはタナゴ釣りをやってみたいと思っていて、竿やタナゴ箱を買ってある。本も買い込...</summary>
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      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">バーグマンの「トラウト」の翻訳はチマチマやっていて、現在５４ページまで翻訳が終わっている。ちょっと説明がくどいところもあるが、いい事が書いてあり、がんばって翻訳を続けようと思っている。&#13;
そうそう、久しぶりに「フライの雑誌」から原稿依頼が来た。「次の一手」というエッセイ集に書いてくれと言うので、原稿を送った。１２月初旬の号には出るので、興味ある方はご一読を。&#13;
&#13;
釣りの方はタナゴをやってみようかと思っている。前からいつかはタナゴ釣りをやってみたいと思っていて、竿やタナゴ箱を買ってある。本も買い込んで勉強中だ。相模原にもタナゴの居るところがあるので、道具がそろったら、小春日和の日にでも行ってみようと思う。&#13;
&#13;
現在ＪＦＦＡ（日本フライフィッシング協会）の副会長をやらされていて、来年は会長になれと言われている。最近組織内にトラブルが発生したが、さいわい収束に向かっているようだ。団体の運営というものには対人関係が重要のようで、これは僕は苦手なんだが、ま、もう少しやって、身を退こうと考えている。&#13;
&#13;
体調の方は微妙な変化はあるが、概して順調で、本職はこれまで通り続けられている。ただ、物忘れが出てきているし、クスリを間違えて出しちゃイカンので、一線から引き、クリニックの方は来年３月末には、次世代の院長に引き継ごうと思っている。ただ、週に１回は診療に来てくれと頼まれている。その程度であれば、ナースのヘルプで何とかやれそうだ。&#13;
&#13;
晩酌が楽しみでね。日本酒、ポートワイン、スコッチを順繰りに飲んでいる。肴は長くブルーチーズだったが、塩気が強く、味の濃厚さにやや嫌気がさしてきたので、最近はカマンベールチーズをいろいろ買ってきて味を比べている。</div>
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    <updated>2017-11-28T11:28:40+09:00</updated>
    <published>2017-11-28T11:28:40+09:00</published>
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    <title type="text">久しぶりのヘラブナ釣り</title>
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    <category term="日記" label="日記" scheme="https://e-jan.kakegawa-net.jp/blog/?key=834137" xml:lang="ja"/>
    <summary type="text" xml:lang="ja">　久しぶりにヘラブナ釣りに行った。今年は夏以降不安定な天候がつづいた。釣りに行こうと思いたった時には雨で増水しているし、ヘラブナ釣りも雨の中で釣るのは気分が乗らない。で、やっと冬型の気圧配置になって、冬晴れになってきたので、１５日、釣りに出た。場所は大島ヘラブナ釣り場。ここは奥まった、ちょっと分かりにくい釣り場であり、そのぶん静かで、水質はまずまずで、バイカモが生えているお気に入りの釣り場だ。ヘラブナ釣りに２年近く行っていなかったので、準備に手間どった。竿は、ちと考え、久しぶりだし、竹を使う...</summary>
    <content type="xhtml" xml:lang="ja">
      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　久しぶりにヘラブナ釣りに行った。今年は夏以降不安定な天候がつづいた。釣りに行こうと思いたった時には雨で増水しているし、ヘラブナ釣りも雨の中で釣るのは気分が乗らない。で、やっと冬型の気圧配置になって、冬晴れになってきたので、１５日、釣りに出た。場所は大島ヘラブナ釣り場。ここは奥まった、ちょっと分かりにくい釣り場であり、そのぶん静かで、水質はまずまずで、バイカモが生えているお気に入りの釣り場だ。ヘラブナ釣りに２年近く行っていなかったので、準備に手間どった。竿は、ちと考え、久しぶりだし、竹を使うことにした。選んだのは孤舟２代目の秘選志８尺５寸。釣り場に着いたのは２時過ぎで、行きの車中では志ん朝が熱演していた。&#13;
　釣り場ではすでに５－６人が釣っていて、その内の一人は以前からの顔見知りであり、声をかける。その人の名は忘れてしまった。&#13;
「どう？釣れてる？」&#13;
「いやあ、相変わらず、なかなか食ってくれなくて」&#13;
と、いつもの釣り人の会話をかわして、釣る場所を選び、釣り座を準備する。そして、ボウルで池の水をすくうと小エビが１匹入っていた。俗にタエビと呼んでいるヤツだ。３センチメートルくらいで、透明感がある。特に意味はないが、なんとなく顔がほころぶ。梨木香歩だとどう言うだろうか？&#13;
　釣り始めて３０分ほどたったころから浮きが動き出したが、なかなかヘラブナの当たりが出ない。４時頃にようやく鉤がかりしたが、藻に突っ込まれて逃げられてしまった。だが、ヘラの強い引きで竿は手元から曲がり、久しぶりに竹竿の感触を味わえたのは良かった。&#13;
　５時ごろには他の釣り人は帰ってしまい、僕一人になると当たりが増えてきて、ようやく１枚を手にした。うれしかったなあ。ヘラ師は１匹だけ釣れた事を「顔を見ただけ」と言う。もちろんオデコより遥かにましなのである。がんばればもう数枚は釣れるだろうが、僕は１枚ですっかり満足してしまった。&#13;
　道具を片付け、車にもどり、ペットボトルのお茶を飲んでパイプを一服していると空腹を感じた。そうそう、昼食用にサンドイッチを買ってあったのに、釣りの準備にかまけて食べるのを忘れていたのだった。</div>
    </content>
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    <updated>2017-11-16T11:58:02+09:00</updated>
    <published>2017-11-16T11:58:02+09:00</published>
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    <title type="text">古いリール</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">　ネットでハーディーのリールについて調べていたとき、イギリスのリール専門のネットショップに行き当たった。おもしろそうなリールがたくさん出ていたので見て行くと、あるリールに目が止まった。一瞬にして心をギュッとわしづかみにされたような感じだった。どこがいいのか、その理由を言えと言われても、説明がなかなか難しい。雰囲気がいいと言うしかない。あえて言うとしたら、スポークが多くて、スケスケで、軽そうだし、なんとなく手作りの雰囲気がある。驚くべきは、ラチェットのバネが外から見えていたこと！それはホースシ...</summary>
    <content type="xhtml" xml:lang="ja">
      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　ネットでハーディーのリールについて調べていたとき、イギリスのリール専門のネットショップに行き当たった。おもしろそうなリールがたくさん出ていたので見て行くと、あるリールに目が止まった。一瞬にして心をギュッとわしづかみにされたような感じだった。どこがいいのか、その理由を言えと言われても、説明がなかなか難しい。雰囲気がいいと言うしかない。あえて言うとしたら、スポークが多くて、スケスケで、軽そうだし、なんとなく手作りの雰囲気がある。驚くべきは、ラチェットのバネが外から見えていたこと！それはホースシュー・タイプなので、リールはかなり古いものであり、１９００年前後に作られたものだろう。大きさは直径３インチで手頃のサイズである。リールメーカーはオールコックAllcockで、エアリアルAerialというシリーズ名が付いていた。&#13;
　欲しいなと思い、値段を見ると、そこそこの値がついていたが、ポケットマネーで買える範囲だったので、すぐに注文してしまった。&#13;
　フライ釣り師というものは、古いものが好きという特殊の性癖があるらしい。このことは以前からよく指摘されていて、ルアーマンが最新のリールを欲しがる傾向と対比されるようだ。&#13;
　リールが手元に届いて、実物を見て、ちょっと失敗したなと思った。ライン容量がごく少ないのだった。それでも小径流用の低番手のラインならなんとか巻けそうである。ま、主として見て楽しむのが目的だったので、いいようなものだが。また、スプールの取り外し方が分からず、四苦八苦したが、ある時点で気がつき、やってみるとスルリと外れたのだった。なかなかに面白いリールであった。骨董品のコレクションがまた一つ増えてしまった。</div>
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    <updated>2017-11-13T17:23:15+09:00</updated>
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    <title type="text">田中山焚き火会／２０１７秋</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">　秋の田中山焚き火会があった。いつも土曜日の夕方に始まるので、午後２時頃から準備を始めたら、その準備に手間取って、４時頃に出発した。車で走り出し、志ん朝の落語「文七元結」を聞き出した。名演だと言われていて、僕は聞いた事がなかったので買っておいたCDだ。これが巧くて聞き惚れて、しかもけっこう長い話であった。新東名に乗ってアッと気がついたら「次の出口は清水」であった。あわててSAに入り、ETC出口を出て、田中山に向かった。というわけで、着いたのは６時過ぎだったろう。&#13;
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      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　秋の田中山焚き火会があった。いつも土曜日の夕方に始まるので、午後２時頃から準備を始めたら、その準備に手間取って、４時頃に出発した。車で走り出し、志ん朝の落語「文七元結」を聞き出した。名演だと言われていて、僕は聞いた事がなかったので買っておいたCDだ。これが巧くて聞き惚れて、しかもけっこう長い話であった。新東名に乗ってアッと気がついたら「次の出口は清水」であった。あわててSAに入り、ETC出口を出て、田中山に向かった。というわけで、着いたのは６時過ぎだったろう。&#13;
　着いてみたら、すでにたくさんの人が来ていた。２０人以上居たんじゃないだろうか。大部分は旧知の人だが、新しい人も少なくなかった。AYA嬢という美人ローカル歌手にもようやく会うことができた。また、今回の目玉の客は生きた「鷹」だった。富士川の釣り人で埼玉に住んでいる人が、趣味で鷹を飼っているんだそうだ。僕は猛禽類を、金網越しじゃなく、じかに、近くで見るのは初めてだった。いやあ、カッコ良かったなあ。堂々としていて、目が鋭く、野生を感じた。買い主に〈触っていいだろうか〉と確かめてから、背中の羽をなでてみた。羽はとても滑らかな感触だった。マテリアルの乾燥した羽とはまったく違っていた。&#13;
　もう一つ、特別の線香花火が来ていた。手作りの線香花火で２年以上熟成したものだそうだ。桐箱に入っていて、和紙のこよりに火薬が入り、「ひかり撫子」と名付けられていた。みんなでやったが、光が走った後にできる光の花が大きく、綺麗だった。数千円もするらしく、ぜいたくな花火だった。&#13;
　おみやげはいつものクライフの手作りハムで、この日は焼きたてハムもあった。マッカランをI藤さんがハイボールにしてくれた。また、僕が２度買いしてしまった本が２０冊以上あって、今回持っていって皆にプレゼントした。ポスター、ステッカー、CD、DVDもあった。&#13;
　また、K木さんとナイフを見せ合おうということになっていたので、僕はガーバーサカイのシルバーナイトと秘蔵のラブレスを持っていった。K木さんは秘蔵のポールナイフ限定版を披露した。皆喜んでくれたナァ。&#13;
　この夜は満月で、風も強くなく、絶好の焚き火日和だった。天龍の塩澤会長も今回２度目で来てくれたし、たくさんの人がきてくれ、にぎやかで盛り上がったものだ。&#13;
　幹事のK木さん、お疲れサマでした。この次は来年春だね、よろしくね。&#13;
&#13;
　なお、今回はデジタルハリネズミで写真をとってみたもので、ちょっと面白い感じになった。</div>
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    <updated>2017-11-06T16:47:32+09:00</updated>
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    <title type="text">「トラウト」第５報</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">　水面がフラットでゆるやかな流れでの釣りは、長い間、私にとってやっかいなものでした。フライを素早くあるいはツーッと動かすと釣れることがありますが、確実に釣れるというわけではありません。ことに、川の真横から釣っていて、いちばん効果的な釣り方だと信じて下流側をフライラインをたるませて釣っているときなど、いつも合わせが遅れてしまうのです。そして、例のごとく私は考え続け、それを解決するとても簡単な方法を思いついたのです。それは、リーダーの上のところで、フライラインの近くに、コーチマンまたはホワイト・...</summary>
    <content type="xhtml" xml:lang="ja">
      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　水面がフラットでゆるやかな流れでの釣りは、長い間、私にとってやっかいなものでした。フライを素早くあるいはツーッと動かすと釣れることがありますが、確実に釣れるというわけではありません。ことに、川の真横から釣っていて、いちばん効果的な釣り方だと信じて下流側をフライラインをたるませて釣っているときなど、いつも合わせが遅れてしまうのです。そして、例のごとく私は考え続け、それを解決するとても簡単な方法を思いついたのです。それは、リーダーの上のところで、フライラインの近くに、コーチマンまたはホワイト・ミラーを取り付けてみたのです。そうしたところ、フライが下流側に流れたときに、フライの位置が分かりやすくなったのでした。そのやり方で釣っていたとき、その明るい色のインジケーター・フライは流れていくうちに妙な動きをすることがありました。はじめ、その動きは流れや波によって引き起こされたんだろうと思っていました。ところが、その妙な動きがあったとき、同時にグイと引かれる感触を感じることがあり、その動きはリーダー尖端のフライを魚がくわえたことを意味していることに気がついたのです。&#13;
　それからというもの、インジケーター・フライがごくわずかでも動いたときには合わせをしてみたら、魚がよく釣れるようになったのです。これは、私にとって大きな進歩でした。この成功に気をよくした私は、さらに釣りの技術を深めようと思い、フライやティペットやリーダーの流れ方にほんの少しでも異常を感じたら、いかにそれがわずかなものであっても、ただちに合わせをするということに全神経を集中するようになっていきました。水中でギラリと光ったり、影が動いたりしたら、魚がフライをくわえたと考えて合わせました。そして、目にははっきりと見えていなくてもアタリが分かるようになっていきました。一方、私は感じ間違いをおかすようにもなり、鳥が頭の上を飛んだり、木の葉や小枝が水中で回転したり、向きを変えたりしても、合わせをするようになってしまったのです。その結果ですが、釣果は上がったのでした。間違いないヒットのときだけではなく、疑わしいときにも合わせをしたほうがいいのです。このやり方を始めてから何十年もたった今でさえも、予想と違って鱒が釣れたりすると、鱒よりも私のほうが驚いて、顔がほころんでしまいます。&#13;
　それは繊細な釣りであり、ほとんど直感に頼って釣りをしているような感覚でした。私は無意識に合わせをするようになり、水中で起きていることが分かるようになっていきました。それはウェットフライ・フィッシングで習得すべき重要な項目のひとつであり、わずかな動きを察知したり、激しい流れの中で魚や深みを見つけ出すトレーニングにもなっていたのです。&#13;
　同時に、ウェットフライ・フィッシングで魚を釣るには、釣り人は正しい精神状態を保っておく必要があるということが分かってきたのです。なぜなら、私の精神状態が不安定なときには魚は釣れないのです。この事実が明らかになってきたころ、私はドライフライ・フィッシングをやってみたのです。すると、水中のウェットフライを操作するより水面に浮いているフライを操作するほうが操作しやすい事、そしてドライフライ・フィッシングでの釣りではイライラしていても釣果に大きな差は出ないこと、などが分かってきたのでした。その理由はすぐにわかりました。ドライフライは常によく見えています。だから何が起きているかがすぐに分かるので、次にやるべき事が分かりやすいのです。ウェットフライのときのように、全神経を集中させ続ける必要性は、ドライフライ・フィッシングにはありません。&#13;
　ですが、もしあなたが初心者だとしたら、以下のような警告をしておきたいのです。それは、”ドライフライ・フィッシングというものは知らぬ間に忍び寄ってくるものだ”ということです。それはあなたに近づいてきて、あなたが積極的に拒否しない限りは、いつのまにかドライフライ・フィッシングばかりをやるようになってしまうのです。ウェットフライ・フィッシングの極致をきわめたいならば、ウェットフライを使い続けなければいけません。釣りを休んだりすると、ウェットフライでの微妙なアタリの感覚は数週間で忘れてしまい、それを取り戻すにはもっと長い時間がかかってしまうことが多いのです。&#13;
　何回も苦境に立ってはじめて魚の釣り方がわかってくるものだ、と私は信じています。それは、本を読んで勉強して覚えたことはすぐに忘れてしまうのに対して、自分自身で観察したり失敗をして覚えたことは記憶に残るということと同じでしょう。本で読んだ事については、私の場合、個々の内容をよくよく吟味検討して納得ができたら、はじめて知識として受け入れるようにしています。検討の後であれば、自分を著者の位置に置くことができますし、著者の経験を理解し、多くのことを学ぶことができます。本で読んだことがらを身につけるには、補足しながらも実際に自分でやってみることをお勧めします。&#13;
　釣りを始めて何十年もたち、私にはたくさんの思い出があります。もし、あなたが思い出を保存しておきたいなら、日記をつけることをお勧めします。もう一度味わってみたいようなすばらしい体験をちゃんと思い出したいときには、その日記は必ずやお手伝いをしてくれるでしょう。初めて鱒を釣ったときの感激は２度と味わうことはできません。ベテランであるあなたには何かしらの飽きがきていて、最初のときの鋭い感覚を失ってしまっているからです。それは経験ある釣り人へのペナルティーのようなものかもしれませんが、あなたの釣りへの愛が少なくなっているわけではありません。むしろ、逆なのです。年とともに、釣りへの愛は高まっていることでしょう。とは言っても、大きくて年老いた鱒の下にネットを差し入れるとき、あなたの手が震えることはないでしょうし、心臓がバクバクすることもないでしょう。それは練達の釣り人にとって、単に別の魚であるに過ぎないのですから。&#13;
　私も初めて大鱒を釣ったときの感動をもう一度味わいたいものだと思っているんですが・・・。あの感覚は特別の感覚であって、似たような感覚を思いつきません。その代わりに、経験ある釣り人には、複雑にもつれた最悪の釣りなどという、語り尽くせぬ古いエピソードがあったりするのです。&#13;
　もしこの本が、あなたの観察力や釣りの知識を刺激したり励ましたりすることができたならば、この本の目的は達成されたということになるでしょう。&#13;
&#13;
－－－－－－－－－－－－－－－－＊＊＊－－－－－－－－－－－－&#13;
　今回で第Ⅰ章が終わりです。これで「トラウト」の紹介は一休みにさせてもらい、今後は面白そうな話があれば、適宜、紹介しましょう。</div>
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    <updated>2017-10-31T10:36:05+09:00</updated>
    <published>2017-10-31T10:36:05+09:00</published>
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    <title type="text">「トラウト」第４報</title>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">　次の６年間は釣りに行った回数が少なかったので、私の釣りノートは完全な物ではありません。ただ、私は自分のフライフィッシングを完成させるための努力は続けていました。この間、いくつかのエピソードは価値が高いと思われますので、くわしく話しましょう。ことにキャッツキルへの釣り旅行は興味深いものでした。&#13;
　そのころの旅行は一仕事であり、時間がかかったし、お金もかかりました。私は車を持っていなかったので、ダッフルバッグなどの荷物は手で運ぶしかなく、旅の移動手段ははじめは鉄道で、最後は馬車でした。そんな魅...</summary>
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      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　次の６年間は釣りに行った回数が少なかったので、私の釣りノートは完全な物ではありません。ただ、私は自分のフライフィッシングを完成させるための努力は続けていました。この間、いくつかのエピソードは価値が高いと思われますので、くわしく話しましょう。ことにキャッツキルへの釣り旅行は興味深いものでした。&#13;
　そのころの旅行は一仕事であり、時間がかかったし、お金もかかりました。私は車を持っていなかったので、ダッフルバッグなどの荷物は手で運ぶしかなく、旅の移動手段ははじめは鉄道で、最後は馬車でした。そんな魅惑的な旅のよさも、自動車が普及してからは味わうことが出来なくなってしまいました。私たちは個々の移動をとても楽しんだものでした。今では山の中に人が増え、自然本来の魂にそぐわないような人々によってもたらされた不遜な空気やガソリンによる空気の汚れを感じてしまいます。アウトドアを愛するすべての人々は、このような変化を感じていることでしょう。ただ、その違和感の真の原因を深く考察している人は多くはないでしょうが・・・。&#13;
　川の流れは、それだけで安息をもたらし、完全なものです。そして、ウェーダーに冷たい水の圧力を感じ、自然の本能や鱒との戦いに対峙したとき、釣り人は大いなる喜びに満たされ、それ以外のものすべてを忘れさってしまうのです。&#13;
　キャッツキルでの初期の釣りは雑なものだったと言わざるを得ません。魚はたくさん居て、釣り人は少なかったので、技術的に低くても魚は釣れました。当時私が釣りノートに書き残していることがらで、釣りの知識に貢献できるようなものはありません。単に釣った魚の数を記録してあるだけだったのですから。私たちはフライで釣るよりもミミズで釣った方が多かったですし、フライは行き当たりばったりで使ったものであり、釣りの技術を向上させるようなことは何もなかったのです。そのころは、前進どころか後退していたと言ってもいいでしょう。鱒があまりに簡単に釣れるところでは、釣り人の進歩は止まってしまうということの見本のようなものだったのです。&#13;
　ところが、時が進み、車が増えてくると、釣り場の事情は大きく変わっていきました。そして、私たちに釣れないときでも、鱒を釣っている人をあちこちで見たものでした。そんなことがあると、私は考え込んでしまい、釣りノートには建設的かつ有意義なことが書いてあったりします。以下に、3年前のクラム・クリークでの経験以来の初めての、興味深い記録をお見せしましょう。&#13;
&#13;
　鱒を釣ることは次第に難しくなっていきました。サンダウンSundownに行った３回の釣りの結果はひどいものでした。釣り人はたくさん居ましたが、ある一人のフライフィッシャーマンを除いて誰にも鱒は釣れず、その一人の釣り人だけが平均以上の釣果をあげていました。鱒を釣るのに彼が苦労しているようすはまったくなかったし、彼が特別に釣りが巧いようにも見えませんでした。つまり、私たちの釣り方や釣り具のほうに問題があったのです。その釣り人に話しかけることはためらわれたので、私は彼の釣りをよく観察しました。そして彼のリーダーは我々が使っていた３～６フィートのリーダーより長く、９フィートほどもあり、ティペットは我々の半分以下の細いものを使っていることに気がつきました。さらに、彼はフライを意識的に動かすことはせず、単にフライを流れに乗せて流しているだけでした。私はよくよく考え、ついに私たちのやり方が褒められたものじゃなかったということが分かってきたのです。&#13;
　その釣り人を見た後のことでした。私は、湧き水が流入していて、鱒がたくさん居る池を見つけました。陸から水中の鱒を見ての推定ですが、大きいものは１５インチくらいありました。鱒を釣ろうとしましたが、私のお粗末な釣り具では鱒をおびやかすだけで、釣れませんでした。最後には、鉤にミミズを付けて投げ込んで、そのまま放っておいたのです。２時間後、１０インチの鱒が１匹釣れましたが、私は全然うれしくありませんでした。私は何年間も同じ場所に何もしないでただ立っていただけで、むしろ後退しているようにさえ感じたものです。次の週、私は適切な釣り具を準備して、本気でちゃんとした釣りをやろうと、ふたたびサンダウンに向かいました。&#13;
&#13;
　そして、次の週のことは、以下のように書いてあります。  &#13;
&#13;
　私にクラム・クリークでの釣りの経験を忘れろと言われても、それはできることではありません。それは、私たちがキャッツキルで安易な釣りをやってきた報いだったのです。私はせっかくすぐれた教えを受けたのに、まるで初心者のような釣りをやっていたのですから。そのことを、私はその湧き水の池の縁に立って、つくづくと思い返していました。そこは完全な止水であり、水はクリスタル・クリアーで、たくさんの鱒が居ました。立ったまま池の縁まで行こうものなら、たちまち鱒はおびえてしまいます。そのことは、私が最初にその池の縁に立ったときに確認しています。そこで、私は池の縁に座りこみ、まるまる１時間、まったく動かないでいて、その後に釣りを始めました。&#13;
　私はまたしても１投めにヘマをやり、鱒をさらにおびえさせました。鱒を２度までもおびえさせてしまったので、今度は１時間以上、待ちました。クラム・クリークでのことを思い起こし、私はフライとリーダーをしっかりと湿らせ、キャストしました。キャストは鱒の群れの真上ではなく、鱒の群れの端に落とし、同じように記憶をたどりながら、フライがじゅうぶんに沈むまで待ち、それからフライのリトリーブを始めました。かなりフライが動いた時のことです。いくつかの黒い影がフライを追いかけるのが見え、そして水面の反射で水中が見えなくなりました。次の瞬間、グイと引かれる感じがあり、１ポンド半はありそうないい型の魚が釣れたのでした。私は大喜びで、大満足でした。すぐに釣りをやめ、その魚を仲間に見せるために、私は大急ぎでキャンプ場に戻ったものでした。&#13;
&#13;
　その池ではたくさんの有益な事実を学びました。鱒に近づくときには、太陽を背に受けて近づけば鱒をおびやかすことが少ない、ということを発見したのは、その池でのことだったのです。なぜそうなのかということは、当時分かっていませんでした。ですが、後に、太陽光は鱒を盲目にするので、鱒には空を背景にしている釣り人のシルエットが見えるだけで人であることを認識できない、ということが分かったのです。このことは多面的な切り口を含んでいて、重要なことであり、別の章で徹底的に取り上げることにしましょう。&#13;
　湧き水の池が教えてくれたもっとも重要なことは、長いリーダーやフライの操作に加えて完璧なキャスティングが重要であるということでした。このようなところでコンスタントに鱒を釣る方法がわかった後には、流れのある所、すなわち川での釣り方も改善していきました。以前には川の水が濁っているときは餌釣りをしていたような釣り人が、今や、釣るのが難しいから通り過ぎるだけだった止水でも釣ることが出来るようになったのでした。私は釣り名人というわけではありません。止水では１，２匹の魚が釣れれば私は満足なのです。そして、今回は正しい方向に一歩を踏み出すことができました。建設的に考えることを続け、数年の後に、やっと前進することができたのでした。&#13;
&#13;
                                                 つづく</div>
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    <updated>2017-10-24T14:47:32+09:00</updated>
    <published>2017-10-24T14:47:32+09:00</published>
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    <title type="text">「トラウト」第３報</title>
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      <name>狂四郎</name>
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    <summary type="text" xml:lang="ja">　まず第一に、捕食行動をしていない鱒のほとんどは、捕食場所の近くのもっとも深い場所の、川底の、しかも川岸のバンクの近くに居ます。&#13;
　第二に、活発に餌をとっている時以外、ほとんどの鱒は好んで木の枝などの遮蔽物の陰に居て、特定の数時間の間には餌をとります。それは太陽の直射日光が水面に当たらなくなった午後の遅い時間、それと夜明け直後の早朝の時間帯で、太陽光が水面にフルパワーで当たりだすまでの間です。これらの時間帯には、彼らは深みから戦略的に有利である浅場－その浅場はいくつかの深みに連続している事が...</summary>
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      <div xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">　まず第一に、捕食行動をしていない鱒のほとんどは、捕食場所の近くのもっとも深い場所の、川底の、しかも川岸のバンクの近くに居ます。&#13;
　第二に、活発に餌をとっている時以外、ほとんどの鱒は好んで木の枝などの遮蔽物の陰に居て、特定の数時間の間には餌をとります。それは太陽の直射日光が水面に当たらなくなった午後の遅い時間、それと夜明け直後の早朝の時間帯で、太陽光が水面にフルパワーで当たりだすまでの間です。これらの時間帯には、彼らは深みから戦略的に有利である浅場－その浅場はいくつかの深みに連続している事が多い－に移動します。&#13;
　第三に、鱒によっては水面よりも水中で餌をとるものが居ます。彼らが何を捕食しているのかは、私には見えないのでわかりません。私は釣りシーズンの最後の日に釣った鱒の胃の中を調べたことがありますが、胃の中には黒い塊が充満していました。それは小さなゴミの塊のようにも見えましたが、よく見ると、とても小さな水生昆虫の塊だったのです。鱒は大きくて旨そうな虫が水面を流れてきたときには水面で捕食し、ほとんどの場合は水中で餌をとっていたのでした。&#13;
　第四に、鱒はわずかな水の震動にとても敏感で、おびえてしまうのです。観察地点のまわりには水気が多く、沼地のようになっていて、ほんのわずかな動きでも、水を伝わって、鱒の居る所に”警告の震動”が届いてしまうのでした。鱒はその警告の震動を感じると、サッと物陰に隠れ、かなりの時間はそこに居て、その後意を決して元の場所にもどります。隠れている時間にはかなりの幅があり、たった３０分くらいのこともありますが、多くの場合、次の捕食時間まで、何時間も隠れているものです。このことは、不注意に鱒に近づくと、鱒を釣るチャンスがすぐに失われてしまうことをよく示しています。私が観察している間に牛が６回沼地にやってきて、そのたびに鱒は物陰に逃げ込みました。もし、牛が川岸に１時間かそれ以上居つづけた場合は、鱒は物陰から出てきて、牛が居ることを気にしていないようでした。その鱒は牛は無害であることを知っていたのかもしれません。一方、牛によってはじめて引き起こされた震動には鱒はおびえてしまうのです。&#13;
　釣りシーズンが終わる前には、なんとかフライフィッシングの道具を買いそろえることができたので、ふたたび釣りを始めました。しかし、その結果は惨憺たるものでした。それぞれのポイントでは第一投目にミスをして、釣れませんでした。なぜなら、釣り具については私は善し悪しが分からなかったし、実際竿はすごく重くてうまく使えなかったし、フライラインは竿に合ってはいなかったのです。そのうえ、竿のガイドとガイドの間隔が開きすぎていて、フライラインがバンブーロッドのまわりに巻き付いてしまうのでした。その道具は安物だったので多くは望めず、その道具立てでちゃんとしたキャスティングをすることはあきらめるしかありませんでした。&#13;
　その１日目のフライ・キャスティングはまさに悪夢でした。私は、あの第一級のフライフィッシャーマンのキャスティングを思い出しながら、キャスティングを始めました。ですが、フライラインは私の体にからみつくし、私の服や皮膚にはフライが刺さり、フライを外すために何度もリーダーを切らねばなりませんでした。魚の居るポイントでは、いつも最初のキャストで鱒をおびやかしてしまい、１時間ほど釣り具と格闘しているうちに、鱒は逃げてしまいました。そして、釣りシーズンの最後の日のこと、たまたまですが、私は１匹の鱒を釣り、完敗からまぬがれたのでした。その魚のおかげで、夢を持って来年の釣りシーズンを待つことができるので、おだやかな気分で今年の釣りを終えることができたのでした。友人たちは私にはとても釣れないだろうと言っていたんですが、一匹の鱒をフライで釣ることができて、初心者の釣り人にとっては大きな栄光を手にしたような気分になったものでした。&#13;
　釣り具をそろえなおし、キャスティングを覚えるのは大変で、時間もかかったし、悩むことも多かったのです。私が使ったフライラインは竿に対して軽すぎたことや、竿のガイド間の間隔をもっと小さくする必要があることを理解するまでに、１年以上かかりました。この間のことはよく覚えていないのですが、何年か後の、１９１４年かそのあたりに書いた釣りノートの文章から判断しますと、最終的にはその問題を何とか解決することができたようです。&#13;
&#13;
　クラム・クリークCrumb Creekが平坦な地形を流れている場所で７月や８月に鱒を釣るためには極めて慎重なアプローチやキャスティングが必要であり、正しいフライを選ばなければいけないということが分かりました。フライは地味な色合いで、水面にようやく浮いている感じで、すぐに沈んでしまうものが良く、フライのリトリーブはゆっくりと慎重にやる必要があります。キャスティングを始める立ち位置に立つまでには１５分から２５分、たっぷりと時間をかけて慎重に移動し、足の運びでわずかでもミスをすると、鱒を釣るチャンスはたちまち失われてしまいます。&#13;
　この場所で釣り始めたころでは、鱒はそれほど敏感ではありませんでした。フライが水面すれすれで流れ、アプローチで鱒をおびやかすことがなければ、フライのリトリーブのやり方はどうであっても鱒はフライに出たものでした。釣りシーズンの最後のころでは違っていて、１匹も釣れない日がありました。フライの操作方法が悪いんだろうと思い、最初のころは水面近くでフライに早い動きをさせていたんですが、その日私はやり方を変え、フライを深く沈めて、ゆっくり動かしてみました。そのやり方でポイント毎にいい魚が１匹釣れ、それで問題は解決したと思いました。&#13;
　ですが、考えてみれば、もっとたくさんの鱒が釣れる可能性があったと思っています。なぜなら、その１匹を掛けたとき、魚は縦横に走り回り、結局は魚を川岸に寄せて取り込むことになり、他の魚を釣るチャンスを失ってしまったからです。&#13;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく</div>
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    <updated>2017-10-17T19:54:37+09:00</updated>
    <published>2017-10-17T19:54:37+09:00</published>
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