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○初優勝鶴竜関に伺います、おめでとうございます。 「ありがとうございます。」 ○初めて賜杯をだきました、どんなお気持ちですか? 「うれしいですね、それだけです。」 ○これまで二回あと一歩で逃がしてきた優勝です思いもひときわ大きいのではないですか? 「そうですね、三度目の正直というか本当に良かったです。」 ○そして場所後の横綱昇進に向けて、北の湖理事長が動くという、こういう発言がつい先ほどありました 「一生懸命、頑張ります。」 ○今場所始めての綱取りのかかる場所でどんな気持ちで毎日相撲を取ってきたんですか? 「 毎日毎日、1番1番、集中して … [続きを読む] |
自分の気に入った作品は人に渡したくない。 ましてや気に入らない作品を売るわけがない、 だから金が全然入らない、これが芸術家ですよ。 第12作『男はつらいよ 私の寅さん』から 寅さんは、本質的なことをズバリ分かりやすくことばにして、教えてくれる人です。寅さんが芸術家について、ここまで理解しているのには理由があります。 第12作『私の寅さん』で、寅さんは小学校の同級生、デベソこと柳文彦(前田武彦)と再会。久しぶりに旧交を温めます。酔った勢いで、柳の実家に遊びに行くと、部屋にはカンバスに描きかけの絵 … [続きを読む] |
長旅をして来た人は、優しく迎えてやらなきゃなぁ。 第12作『男はつらいよ 私の寅さん』から 寅さんは年中旅暮らしです。いつも、柴又でさくらは旅先の寅さんを案じています。第8作『寅次郎恋歌』でさくらが、こんな本音を漏らしたことがあります。「一度はお兄ちゃんと交代して、あたしのことを心配させてやりたいわ」。 寅さんは孤独な旅人ですが、このことばで、さくらの自分を思う気持ちを知り、その孤独が少しは癒されたのではないかと、ぼくが感じる名場面です。 でも、このさくらの「心配させてやりたいわ」ということばが、現実のものとなったことがありま … [続きを読む] |
ああ、やっぱり家がいちばんいいや。 第12作『男はつらいよ 私の寅さん』から 第28作『寅次郎紙風船』での大分県夜明けの駅前旅館で、寅さんは相部屋となった愛子(岸本加世子)にフーテンの寅と名乗ります。「どうしてフーテンていうの?」と聞かれ「故郷を捨てた男だからよ」と二枚目を気取ります。 その「故郷を捨てた男」のはずの寅さんが、旅先でいつも想うのは、妹・さくらのこと、そして家族が住む柴又のことです。 第9作『柴又慕情』でも、福井県の茶店で「絶えて久しく帰らねぇなあ」と三十年も柴又に帰っていないようなそぶりを見 … [続きを読む] |
ディリースポーツ3月21日11時25分配信、から 宣誓 これまで多くの先輩が勇気を与え続けてくれた甲子園。今、私たちは子どもの頃から憧れてきたその甲子園という最高の舞台に、最高の仲間と共に立っています。 私たちがここに立っているのは、郷土のみなさんをはじめ、たくさんの人たちの支えがあったからです。 その方々への感謝の気持ちを胸に、また全国のみなさんに“高校野球を見に行こう”と言ってもらえるよう、高校生らしくさわやかに、すがすがしく正々堂々とプレーします。 また、自分たちの姿が日本の明日への希望となり、夢を追い求める力となるよう、これ … [続きを読む] |
それを言っちゃおしまいよ。 『男はつらいよ』各作から 寅さんの名ぜりふは数あれど、その筆頭にあげられるのが、この言葉です。 シリーズ第11作『寅次郎忘れな草』の最後で、リリー(浅丘ルリ子)の結婚相手のすし職人を演じた毒蝮三太夫さんは、浅草の竜泉寺育ちの下町っ子です。 2013年の1月、銀座シネパトスでの上映特集「新春!みんなの寅さんまつり」のゲストに来て頂いたとき、下町と寅さんについての話の中で「それを言ったらおしまいだよ」は下町言葉、と話してくださいました。 寅さんを演じた渥美清さんは、上野車坂の生ま … [続きを読む] |
おまえは社長だろ、社長は上流階級だよ。 第11作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』から 第11作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』でリリー(浅丘ルリ子)が帰った後の茶の間の会話です。寅さんは夜汽車で見かけたリリーの寂しそうな姿について「言ってみりゃ、リリーも俺と同じ旅人さ」と、放浪者の孤独について語ります。 おばちゃんは、夜汽車では女性は「ご不浄に困っちゃうんだよ」と理解してくれません。寅さんは「つまり、おばちゃんのような、その中流家庭の婦人には分からないの」とあきれ顔です。 寅さんの口から「中流家庭の婦人」 … [続きを読む] |
お天道様はみているぜ。 第11作『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』から 第11作『寅次郎忘れな草』の冒頭の「寅さんの夢」は、股旅物のパロディーです。寅さんは御政道に逆らって追われる身となった男。さくらたちを苦しめる悪人どもを倒します。そして「いずれ御政道が改まりゃ、晴れて兄ちゃんと 笑顔で会える日が」きっと来るといい、「お天道様はお見通しだぜ」とニッコリ笑います。 お天道様とは太陽のことですが、大辞泉によれば「天地をつかさどり、すべてを見通す超自然の存在」とあります。日本人は古来、お天道様に畏敬の念を感じ … [続きを読む] |
うん、あぶくだよ、 それも上等なあぶくじゃねえやな、 風呂の中でコイた屁じゃないけども背中のほうへ回ってパチンだい。 第11作『寅次郎忘れな草』から 寅さんは、自分のことを根なし草だとわきまえています。気ままに旅の暮らしをしながらも、どこかに腰を落ち着けたい。博とさくら夫婦、おいちゃんとおばちゃん夫婦のように、いつか幸せな家庭を持ちたいという想いを抱いているに違いありません。 夜汽車の窓から、遠くポツン、ポツンと過ぎ去ってゆく家々の灯りを眺めていると、そこには温かい家庭があり、人々の暮らしが … [続きを読む] |
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