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暑中御(おん)見舞い申し上げます。 私、反省の日々を過ごしつつ、 とらやの御繁栄を心より祈っております。 第38作『男はつらいよ 知床慕情』から 寅さんは筆まめです。お正月に文化放送「続・みんなの寅さん」で、寅さんからの年賀状を特集してご紹介したことがあります。毎回、寅さんは、マドンナや、出会った人々への季節のあいさつを一枚のハガキにしたためています。 渡世の義理やあいさつを欠いては、寅さんの世界では生きていくことができません。そこから身に付いた礼儀なのでしょうが、通り一遍のあいさ … [続きを読む] |
男が女に惚れるのに、歳なんかあるかい。 第38作『男はつらいよ 知床慕情』から ぼくは淡路恵子さんという女優が大好きです。昭和30年代から40年代にかけて東宝で連作された、森繁久彌さんの「社長シリーズ」でのバーのマダム役や、「駅前シリーズ」の飲み屋のおかみ役に、大人の色香を感じます。 その淡路さんが中村錦之助さんと結婚され、引退映画となったのが東宝の『親子草』(1967年・丸山誠治監督)。渥美清さんふんする不幸な境遇の主人公に、心を寄せるおでん屋台のおかみ役でした。 それから20年、離婚された淡路さん … [続きを読む] |
俺なんかどっちかっていうと静かな女がいいね。 俺こう見えてもね、おしゃべりなんだよ。 第37作『男はつらいよ 幸福の青い鳥』から 第1作以来、日本を代表する女優さんたちが、さまざまなタイプのマドンナとして登場してきました。恋多き寅さんにも、女性の好みはあるようです。 第3作『フーテンの寅』で、縁談話が持ち上がったときに、寅さんは「別に注文なんかあるわけじゃない」と前置きした上で、気だてが優しくなければいけない、寝坊はダメと、いろいろと注文を出します。その揚げ句、帰ってきたときに「風呂が先か、酒 … [続きを読む] |
ラーバンの森から(49) 文と絵・やまざきようこ 山笑う 首相が豪快な!?笑い 野山が目もさえるような新緑で覆われるようになった。 「木々の緑の美しさを『山笑う』って俳句では言うのよ」と母が言う。4月28日はじいちゃんの満99歳の誕生日。母やじいちゃんに草餅をと、畑のあぜの餅草を摘みながら、この冬、米ワシントン州の農家の女性たちと話し合ったのを思い出した。 ドーラ―は500エーカーの畑で小麦や豆をつくり肉牛を飼う。リンダは夫と二人の息子家族で羊や鶏を飼い、1500エーカーの畑でジャガイモや小麦を作る。モーリーは100エーカーの土地で酪農 … [続きを読む] |
ああ、いい女だなあ、この女を俺は大事にしてぇ、そう思うだろ。 それが愛ってもんじゃないか。 第36作『男はつらいよ 柴又より愛をこめて』から 柴又で印刷工場を営むタコ社長(太宰久雄)は、博の雇い主というだけでなく、おいちゃんとは昔なじみ、寅さんとも若い頃からのけんか仲間です。車一家とは親戚同様ですが、その家庭は、第6作『純情篇』に出てきただけです。とはいえ奥さんは、第1作から第33作『夜霧にむせぶ寅次郎』まで、しばしば登場しています。数多くの松竹映画に出演してきたベテランの水木涼子さんが演じています … [続きを読む] |
木造駅舎 「駅が後世に残された時のことを想像し、駅のために募金活動をした努力は称賛に値する」―。掛川市のJR掛川駅木造駅舎の耐震化・復元工事の完成式典に、キャロライン・ケネディ駐日米大使が寄せたメッセージは、市民の大切な記憶として刻まれるだろう。 JR東海の建て替え提案に対し、「ぜひ残したい」と市民運動が起こり、「掛川木造駅舎を保存・活用する会」(鷲山恭彦会長)の募金活動で6700万円が市負担財源の一部に充てられ、全国の新幹線で唯一の木造駅舎が残った。 「積み上げてきた記憶を持つ、伝統ある風格は何事にも代え難い」―。鷲山会長の言う通 … [続きを読む] |
こと色恋の道にかけては、俺の前ではおまえは くちばしの黄色いヒヨコも同然だよ。 第35作『男はつらいよ 寅次郎恋愛塾』から 寅さんは「恋の達人です」。厳密にいえば、恋をすること、相手を想うことにかけては、他の追随を許しません。 第1作では、妹・さくらに恋をした博、第10作『寅次郎夢枕』では、東大理学部の助教授・岡倉先生(米倉斉加年)、第14作『寅次郎子守唄』では、千住の玩具工場の労働者・大川弥太郎(上條恒彦)などなど、寅さんは、これまでも多くの悩みを抱えた男の恋の指南役を買って出ていました。 そのア … [続きを読む] |
労働者諸君!田舎のご両親は元気かな。 たまには手紙を書けよ。 第34作『男はつらいよ 寅次郎真実一路』から 寅さんの名文句の一つに「労働者諸君!」があります。実家の団子屋の裏手にある。タコ社長の印刷工場・朝日印刷で働く若者たちを、寅さんはこう親しみを込めて呼びます。渥美清さんの晴れやかで、明るい声の「いよ、労働者諸君!」がまたいいのです。 寅さんは額に汗して真面目に働いている人に、憧憬(しょうけい)を抱いています。第5作『望郷篇』では、真面目になろうと一念発起、朝日印刷で働くことを決意します … [続きを読む] |
4月3日ちょっと青いものが見える隣は部屋から出したもの。 今日5月2日。 前月の2日の日記に室内で越冬したヒコバエ新しい葉が伸びて来たと書きましたがどうも違ったようです。 昨年12月3日寒さで傷んできたので一つ室内に入れもう一つはそのまま外に置きました、思った通り室内のものは残り外は枯れました。のはずが… 今見ると越冬したモノが、そのまま成長を続けているのではないのです。越冬したヒコバエの脇から新しい芽が出て伸びたようです。(役目を終えたらヒコバエ君は枯れるのでしょうか) もう一つの外に置き放しの方。完全に枯れたはずなのに、前月えっと思っ … [続きを読む] |
そこが渡世人のつれぇところよ。 「男はつらいよ」各作から 「男にはつらいことがあるけれど、顔で笑って、肚(はら)で泣くものだ」とは星野哲郎さん作詞、山本直純さん作曲の主題歌「男はつらいよ」で歌われている寅さんの心情です。 テレビ版のプロデューサーで演出家の小林俊一さんが、仮題の「愚兄賢妹」から「男はつらいよ」にしたのは、その星野哲郎さんが作詞した「意地のすじがね」という北島三郎さんの歌の歌詞がきっかけだったそうです。 渥美清さんは北島三郎さんの歌のフアンで、そのなかに「つらいもんだ … [続きを読む] |
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