新聞に「冬野にはこがら山がらとび散りてまたいろいろの草の原かな」という藤原信実の歌が紹介されていました。
一首の意は「冬の野に小鳥たちが戯れているが、秋の草花が枯れてしまった原が、このようにまた。さまざまに人の心を和ませてくれるのだなァ」だそうです。
真冬並みの寒さのなか枯れ始めたススキの穂に、モヒカン頭のヒガラが止まり盛んに実をつついていました。
今年の寒さは本物のようで、いつもなら年が明けないと小笠山には降りてこない冬鳥が今年はあちこちで見られます。
孫娘が持ち込んで家中が振り回されたノロウイルス禍もやっと克服し、今年の冬はこれらの鳥の写真が撮れそうで楽しみです。