掛川茶の歴史を知りたい - トピック返信
お茶が教えてくれること
2011年04月04日 13:50
被災地にお茶を送りたい!と、いう呼びかけに賛同くださった茶農家の方から、

こんなメッセージをつけてお茶をいただきました。

これは、お茶畑と毎日の生活が密接な私たち、茶の町の住民にも勇気をいただける一文と思い、御礼も込めて書き添えさせていただきます。

「東北地方太平洋沖地震の被害に遭われたみなさまに心よりお見舞い申し上げますと共に、少しばかりですが、私の作ったお茶を贈らせて頂きます。

贈らせて頂いたお茶は2010年産のお茶です。2010年は静岡県の茶業界にとって忘れられない年でした。

新茶の摘み取りを間近に控えた3月30日の早朝、静岡県内のほぼ全ての茶園が、50年に一度或いは100年に一度と言われる大凍霜害に見舞われ、壊滅的な被害を受けました。昨日まで新緑に輝いていた茶園が一夜にして見渡す限り赤茶色に変わり、2010年の新茶は絶望的と言われました。

ところが、茶の木は自らの力と、作り手の粉骨砕身の努力によって驚異的な回復を見せました。摘み取りは遅れ、減産にはなりましたが、見事なお茶になりました。

皆様も是非このお茶のように、一日も早く新たな芽を出し、見事に復興されることを心よりお祈り申し上げます。」

500年前の日本人が、お茶は飲むだけではなく、私たちにいろいろ教えをくれるものだと気が付き、茶道が形成されていくわけですが、

お点前を習うということではなく、茶道の根本精神にも触れられるようなお話だと思われます。

ありがとうございます。

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お茶が教えてくれること - 11/04/04 13:50 (あこ)