【レポート】第2回中東遠地域 市町・市センター会議
2016年02月12日 11:23
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【レポート】第2回中東遠地域 市町・市センター会議
■日時 平成28年2月5日(金)15:00~17:00 ■会場 掛川市竹の丸 ■内容 1.開会 2.今年度の振り返り 3.NPOプレゼント講座を5年間実施して 4.協働に関する情報交換 5.まとめ 6.その他 7.閉会 1.開会(はじめに) ◎NPO法人シニア交流研究会 染葉祐一郎 中東遠のNPOプレゼント講座は、中東遠のネットワークづくりと広域連携を目指し、5年間実施した。今日はまとめを行いたい。 2.今年度の振り返り ◎NPO法人磐田まちづくりネットワーク 三輪邦子 今年度は「菊川」「森町」「御前崎」の3地域でプレゼント講座を実施。市町・市センター会議は2回実施した。市町・市センター会議と題して、行政、センター、NPOが一同に集まる会議を盛り込んでいるのは、この中東遠だけ。 3.NPOプレゼント講座を5年間実施して ◎NPO法人磐田まちづくりネットワーク 三輪邦子 そもそもこのプレゼント講座は、中東遠の課題を知ることからスタートした。5年間で少しずつ形を変え、「テーマ」ごとに実施してきた講座を「地域」へ変えていったり、イベント等に合わせて講座を実施したり、活動事例を紹介したり、模索してきた。「ノウハウ的なもの」ではなく「活動事例紹介」等を中心に据えていることは評価してもらっている。 5年間で中東遠の各市町をまんべんなくできたことは評価できる。あとは「広報」と「集客」の問題。 ただ、年度初めに案内状を郵送することで、所在確認、存在確認ができ、中東遠で活動するNPO法人が把握できたのは大きな成果だと考えている。 ◎NPO法人シニア交流研究会 染葉祐一郎 行政、市センター、市民団体、民間のネットワークづくりを目的としていたが、だんだん人を集めるのが難しくなり、本来の目的であるネットワークづくり自体はなかなか実現できなかった。 ◎NPO法人スローライフ掛川 河住雅子 2年目となる0212年から4年間、掛川市地域SNS「e-じゃん掛川」を活用して情報発信、情報交流をしてきた。講座の記録がきちんと取れ、今も過去の記事を読んでくれる人もいる。アーカイブ機能としては実績を残せたと考えている。 ただ、地域SNSだけでは限界があり、facebook等での拡散も模索したが、なかなか講座に参加してもらうまでには至らなかった。情報をより多くの人に知ってもらい、行動につなげることが、今後の課題だ。 4.協働に関する情報交換 ◎掛川市 ・講座に人を呼ぶためには、そのときどきで必要な「旬の課題」「旬のニーズ」を把握することが大事だが、年度初めの計画では「旬のニーズ」「その時望まれている課題」を把握するのは難しいと思った。対象の絞り込みや、マーケティングなどが必要だったかもしれない。 ・各市町の行政と市センターが集まる機会を作ってくれているのは中東遠だけ。NPOは市域を越えてあるものなので、こうした会は大事。 ◎菊川市 ・チラシや詳細メールをもう少し早めにもらえれば、もう少し集客できたかもしれない。NPOのメーリングリストと市のホームページ等で発信しているが、「この講座はおすすめだよ」「講座で紹介したい人がいるよ」などの一言をそえることで、実際参加してくれることが多かったように思う。 ・講座自体としては、地域の課題を「テーマ」に落とし込むのはなかなか難しいと感じた。 ◎森町 ・近隣市町の担当者と顔を合わせる機会は貴重だった。 ◎袋井市 ・こうした会議で参考になる情報(菊川市のガイドブックや掛川市のフェイスブック等)をたくさんもらった。非常に有意義な会議だった。 ・今後も、各市町の取組みを勉強させてもらい、市民に対して情報やサービスの提供をしていきたい。 ◎御前崎市 ・今後、こうしたネットワークを活用して、市内のNPOがどんな活動をしているか、どう支援していけばいいかを考えていきたい。 ◎磐田市 ・このNPOプレゼント講座では「地域づくり」や「福祉」や「防災」といった行政課題をテーマにしてくれることが多く、非常にありがたかった。ただ、それゆえに集客が難しかったのではないかと思う。 ・事例報告では、NPOの思いを知ることができ勉強になった。 ・テーマの関心度が高いときには、遠くからでも集まってくれると感じた。企画の難しさを実感した。 ◎磐田市市民活動センター ・広報が遅くなるとの指摘があり、何とか解決したかったが難しかった。 5.まとめ ◎NPO法人磐田まちづくりネットワーク 三輪邦子 ・このプレゼント講座は、市域を越えて「中東遠」というくくりの中で市民同士のつながりを広げたり、深めたりすることができるのが大きな魅力だが、そのためにも大勢の人や団体が参加してくれることが必要。広報、集客が課題だ。 ・市町・市センター会議については、多くの方から評価をいただけて、たいへんありがたい。実際、同じ目的を持つ担当者が横のつながりを持てることは、非常に重要。 ・菊川市のガイドブックなど、実際に手に取れるものがあることで、人や情報が集まった。菊川市では、ガイドブックを見た企業からの問い合わせもあったという。ガイドブックが情報のプラットホームの役割を果たしていると感じた。 6.その他(各地町からのPRタイム) ◎磐田市 ・3/19に「市民活動フェスタ」を行う。 ◎御前崎市 ・地域の高齢者の送迎をする協働バスの運営を市が支援しながら、地域の活動団体が行っている。 ◎袋井市 ・袋井市協働まちづくりセンター「ふらっと」に委託し、市民活動団体の紹介ガイドブックを作成している。 ・CSRの一環として、地域貢献をしたい企業とNPOをつなげる活動をはじめた。 ・袋井宿開設400年記念事業として、東海道の沿線上の宿場町を持つところに物産展の協力をお願いする予定。 ・袋井JCと森町JCが「まちいき」というNPO団体を紹介するイベントをエコパで9月に実施する予定。 ・協働のまちづくり事業として、市外の団体も提案するのを可能とした。 ◎森町 ・協働事業の事業区分に「合併60周年」を設け、補助額や補助率を少し高くして実施した。よく活用され、昨年度140万円だったのが今年度は220万円。 ◎菊川市 ・28年度から市民協働センターを立ち上げる。中東遠地域全体なので、今、募集をかけているところ。今後はセンターと行政と連携しながら動いていく。 ・各活動団体が個別に広報にチラシをはさむのが難しくなったので、地域支援課がとりまとめ「いどばた広場」を発行している。各団体の広報のお手伝いができている。 ・来年度の1パーセント交付基金は、「43団体」と「コミュニティ協議会11団体」のあわせて54団体の予定。 ・3/20には、交付金対象団体による活動発表会、報告会がある。グループワークなども入れ込み、各団体の交流を図りたいと計画中。 ・今年度実施した中高生対象のNPO体験セミナーも手ごたえを感じた。5団体が受け入れてくれ、37名55回の参加があった。来年度も協力団体を増やしていく中で、継続していきたい。 ◎掛川市 ・ガイドブック「カケナビ」のお披露目をかねての講演、交流会を11月に実施した。 ・2/28には「協働によるまちづくりフォーラム」を開催。 6.その他 ◎NPO法人磐田まちづくりネットワーク 三輪邦子 ・来年度のNPOプレゼント講座については、現在、検討中。受ける団体が変わっても、市町・市センター会議は継続して実施したい。 7.閉会 |