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介護講座
【閲覧数】1,077
2008年11月11日 22:41
11月9日徳育保険センターにて
共倒れしない介護の在り方
~もし家族が認知症になったら~
菊川市立病院 精神保健福祉士 原田正美先生
最初は認知症という病気について
後半は認知症の介護、介護者の心理についてのお話でした。
*****
1、認知症とは。  
今まで私が聞いたなかで一番わかりやすい説明でした。

中核症状=図で書くと卵の黄身の部分。
物忘れがひどくなる、見当識(例、・・へ行くのに10分というような判断)ができない、学習できない等の症状。
周辺症状=図の卵の白身の部分。
中核症状によって、不安、焦燥、幻覚、妄想、徘徊、うつ症状が引き起こされる。

中核症状は止めることができないが、周辺症状は周りの対応のしかたで小さくする(抑える)ことができる。
下の図参照


もちろん、認知症が疑われたら専門医に相談、治療と介護の対策をとる。

*****
2、認知症の介護について
在宅介護に必要なマンパワーは1,5人。常に交代できるのが望ましい。
介護では男の役割が大切。
介護者は野球でいうプレーヤー、どう介護するかとか情報を集めるなど監督役が必要。
介護しているのが私だからと施設に入れたいなど女性が相談に来るが、一人で決断すると後で言われることもある。だから複数の家族で相談にいき、決断は介護する人より他の人即ち監督役の人がよい。家族はチームとして動くのがよい。

*****
介護者のたどる心理。
介護が始まると介護者には次のような心理的流れがあると分析。
私もこんな流れがあったように思います。
1、混乱期 なぜ私が・・・。今の生活をこわされたくない。
怒りが強い。(支えが必要)
2.拒絶期
今さら受診しても仕方がない。
3.居直り期
周りの話を聞けるようになる。
4.受容期
自分のできることをしよう。
みんながこの道筋をたどるのではなく、やっと3の時期に入っても心ない親戚の言葉でいっきにに1や2に戻ることもある。←まったく同感です。
*****
人が社会的に生きるということは・・・。
①家族関係、人間関係があるか、②自分の役割があるか、③最低限の経済力があるか
この3つの条件が必要。
自分を分かってほしいという気持ちが、すべての人にある。
「医、食、住」という生活構造と「慰、飾、什」という生活の質を豊かにする。
*****
最後に
アルツハイマーなど病気を恐れないで、はつらつと生きることが大事。
それには、はつらつとした人を手本にすることである。


当日いただいたもの資料を元に私なりにまとめてみました。

私のつたない文章では原田先生のお話のすばらしさを伝えることができないのが残念です。認知症の人も介護する人もすべて受け止めてもらっている、理解してもらっているそんな安心感を与えてくれる先生でした。

書き込み数は3件です。
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Re: 介護講座
【返信元】 介護講座
2008年11月17日 09:20
minonさん コメントありがとうございます。
認知症人口も今後増加しますので大変です。
私もならないよう頑張ります。
  心・元気です。
Re: 介護講座
【返信元】 介護講座
2008年11月12日 12:04
心元気さん、ありがとうございます。

100歳のおばあちゃんはお元気ですか。

義母は90歳ですが、先生から聞いた認知症の部分かなりあります。
でも周辺症状は不安や焦燥を取り除くと抑えることができるというのは、うれしい情報でした。
もちろん実際取り除くとなると大変です。
ひたすらやさしくなれたらいいのですが、病気とは言え、なかなかかわいい言葉がかえってこないと正直やさしくするのはむずかしいです(^_^;)
Re: 介護講座
【返信元】 介護講座
2008年11月11日 23:05
minonさん 
とても良く出来ています。感激・・
妻のおばあちゃんは今年100歳です。 
心・元気です。