e-じゃん掛川事務局の「わかりやすい資料づくりとは…」
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わかりやすい資料づくりとは…
【閲覧数】308
2008年11月18日 08:42
仕事柄、いろいろな所で作られた資料等を目にする機会が多いのですが、特にパワーポイントで作られたと思われる資料で、何を言いたいのかよくわからないものが多くなってきたような気がします。原色に彩られた丸、三角、四角の図形の中に、カタカナ言葉や略語がふんだんに散りばめられた太ゴシック体の文章が踊り、それらをこれまたいろいろな色や形の矢印があちらこちらを指している…、といった作りが典型なのですが、そんなページが何十ページもある資料をもらってもあまり読む気になれないというのが本音です。文章も例えば「ガバナビリティ、トランスペアレンシー、アカウンタビリティに配慮している」なんて書いてあって(注:実際の資料から転記しています)、「あの~、私日本人なんですけど~」と思わず口走りたくなるようなものもあります。プレゼンターが口頭で追補することを前提した作りなのか、あるいは作者の「これならわかりやすい!」という主観のみで作られているのかはわかりませんが、この手の資料は読解の前にまず「解読」しなければならないので、印象として効率が非常に悪いように感じてしまいます。
情報機器が進化して、かつてはペンと紙のみで作っていた書類をより多彩な形で表現できるようになったり、日常であまり使わないカタカナ言葉や略語もネット検索で容易に探すことができるようになったのはいい事なのですが、資料は第三者に理解してもらうためのものであるという基本的な意識が欠落してしまうと、情報機器を使いこなしていたつもりが実は情報機器に振り回されていたということにもなりかねませんね。
ちょっと偉そうなことを書きましたが、かくいう私も事務屋なので、資料を作成し第三者に読んでいただく立場の一人でもあります。ひょっとしたら私の作成した書類で上記のような印象を抱いた方もいらっしゃったかもしれません。いかに明快で簡潔な良い資料を作成するかは、事務屋の永遠の課題でもあります。

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