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100年前の暮らしを垣間見る~竹の丸写真展~
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2010年01月06日 10:20
100年前の暮らしを垣間見る~竹の丸写真展~

1月5日(火)~15日(金)のあいだ、竹の丸で松本家時代(明治~大正時代)の写真展を開催している。
以前、竹の丸の取材に伺ったとき、支配人の山村幸雄さんからこんな話を聞き、興味を持っていた。
「竹の丸で仕事をしていると、お客さまから『そもそも竹の丸って何ですか?』『松本義一郎さんってどんな方だったんですか?』と聞かれます。そうした質問に答えたいという気持ちから、松本家のことをもっと知りたいと思うようになりました。文化財としての建築だけでなく、松本家の暮らしぶりや、松本家の人たちがどんな人たちだったのかを、来て下さるお客さまに感じてもらいたいと思っています」



竹の丸は、江戸時代に家老などの屋敷地があった場所にあり、城を守る防壁となる竹やぶが周囲にあったことから「竹の丸」と呼ばれていた。明治時代には、葛布を扱う豪商松本家の屋敷となり、松本義一郎氏は八代目の当主であり、現在の竹の丸を建てた人物である。
自転車に乗ったり、建築にステンドグラスを取り入れたりと、かなりの洒落者だったようだ。



そうした松本家の人々の暮らしぶりや、当時の様子を伝える写真……。

松本義一郎さんが自転車とともに写っている写真がある。

竹の丸周辺の写真もあった。北側は田畑だ。「竹の丸」の名前の由来となる藪もある。城の北側を守っていた往時の様子が伺える。

松本家の人々と使用人たちが、庭で一同に介している写真が圧巻だった。総勢60名くらいはいるだろうか。庭師や石屋や大工さんといったお抱えの職人たちが「竹の丸」と染め抜かれた法被を着ている。
当時の写真撮影はどんなだったのだろう。写真を撮るのに何分もかかったに違いない。「じっと動かないで下さい」と言われても、それでも動いてしまって顔がブレている人もいる。大真面目な顔つきをした人、イキイキとした顔つきの人、様々だ。この人たちは生きていたんだ、と感じさせてくれる写真だった。

100年以上前の写真が、今もこのような形で残っていることがすごいと思った。
写真展は、1月5日(火)~15日(金)まで開催している。



竹の丸ホームページ
http://slowlife-k.sakura.ne.jp/takenomaru/

「e-じゃん掛川」イベント情報
http://e-jan.kakegawa-net.jp/modules/event/event_vi…pcd=143400

[取材レポート:河住雅子]


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