まち本!の「「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点」
「「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点」の書込一覧です。
「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点
【閲覧数】1,360
2010年02月16日 10:12
「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点

「全国の若者とじかに対話がしたい」
4人の大学生がママチャリ(自転車)で日本一周でしながら、「対話」をテーマに47都道府県(47ヶ所)でワークショップを実施している。その名も「日本一周ママチャリキャラバン」。
2月7日に東京を出発。「東京」「横浜」「甲府」の会場でワークショップを開催し、次回予定地「浜松」に向かう途中、掛川に立ち寄った。



入った店はまちなかのレストラン「Funny farm(ファニーファーム)」。そこで出会った人とのつながりから、倉真の古民家での宿泊、龍尾神社参拝、NPO法人スローライフ連絡事務所訪問、松井三郎掛川市長事務所訪問、掛川市竹の丸訪問につながった。



代表で駒沢大学3年の古瀬正也くん(21歳)は「『21世紀を担っていくぼくら若者はいったい何ができるのか』という問いかけからこの旅は始まりました。メンバーは、年齢も大学も異なる16名。ママチャリ4台で7ヶ月間かけて日本をまわります」と語った。

7ヶ月間通して自転車をこぐ東海大学の祖山由佳さん(21歳)は、この7ヶ月間のために住んでいたアパートを一時解約した。「両親に心配と迷惑をかけましたが、『対話』して私の気持ちを伝え、あとは押し切りました(笑)。でも、卒業できる見通しもつきましたし、今は活動の様子を伝えるブログ『日本一周ママチャリキャラバン』が近況報告がわりになっています。一人暮らしをしていたときよりも、私の状況を知っているみたいですよ。『今日もたくさんのいい人たちに出会ったんだね』とメールが来ますから(笑)」

出発してから今日まで、ゼミの後輩の実家に泊まったり、大月市では橋の下にテントを張って寝たという。掛川でもネットカフェで一夜を明かそうとしたところの、出会いだった。
「こうして旅をしていると、偶然の出会いやつながりというものを感じずにはいられません」と古瀬くん。



ママチャリ4台のうちパナソニック製の電動アシスト自転車は、JTBから提供された。
「JTBのホームページで『旅チャリ』という企画を知りました。電話で連絡してみたら面白がってくれて、企画書を送り、話に行ったところ、提供いただけることになりました」と古瀬くん。
残りの2台は電動ではないが、ブリジストンから提供された。
環境への取り組みに熱心な牛丼の「すきや」にも連絡をした。「活動概要を紹介すると『がんばれ』と牛丼の引き換え券100枚を提供してくれました(笑)」

対話のテーマは開催地ごとに変わる。「出発する直前の東京でのテーマ『世の中をよくするために必要なことは何だと思いますか?』、横浜では『自分がやりたくないことをやることは、世の中のためになりますか?』、そして前回の甲府では『あなたにとって知ることはいいことですか?』という問いかけでした。自分自身の価値観を揺さぶられるような、価値観を壊してくれるような対話がしたいと、僕自身、思っています。なので、世間一般の常識や価値観と自分の価値観の差に気づくような、自分自身の価値観に触れるような、そうした差を体感できるような問いにしたいと思っています」

グローバルメディアスタディーズ学部に所属する古瀬くんは、近代化していく様々なツールを見る機会が多い。「話を聞けば聞くほど、今後、何でもネットでできる社会になってくるなと感じ、同時にじかのコミュニケーションがどんどんなくなっている今、自分自身も携帯というメディアにハマり、身体の一部のようになってしまっていることに気づきました」
古瀬くん自身、「今までの体験からシンプルに感動するのはじかに会っているとき」と感じていた。近代化していくツールに囲まれながらも、じかのつながりを大事にしなくてはいけないと感じた。
「結局は、アナログが大事なのだと思います」

とはいえ、活動の様子はブログ「日本一周ママチャリキャラバン」で発信し、開催地の参加者募集はmixiなどSNSを通じて行っている。デジタルがベースとしてある世代がアナログの大切さに気づき、デジタルというツールを使い、デジタルとアナログ両方の振り幅を持って、活動しているのだ。


古橋諒さんと古瀬正也さん(左から)


中岡晃也さんと祖山由佳さん(左から)

自転車の旅は、まさしくアナログを実感する旅でもある。祖山さんが自転車の旅の魅力をこう語った。
「自転車はとてもシンプル。こげば進むし、雨の匂いやまちの匂いを感じることができます。時間の感覚や曜日の感覚からも解き放たれ、ものすごく人間的な生活をしているんだなあと実感します」
人と出会い、人の優しさに触れ、彼らは旅を続ける。
「日本一周ママチャリキャラバン」の旅はまだ始まったばかりだ。



「日本一周ママチャリキャラバン」ブログ
http://greenz.jp/mamachari_caravan/

「掛川のお食事処紹介『Funny farm(ファニーファーム)』さん」
(「e-じゃん掛川」内「まちかど情報コミュニティ」より)
http://e-jan.kakegawa-net.jp/modules/topic/topic_vi…pcd=120719

[取材レポート:河住雅子]


書き込み数は3件です。
[ 日付順 ] [ 投稿者順 ]
Re: 「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点
【返信元】 「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点
2010年02月17日 12:33
良いものも悪いものも、
一度しっかり受け止める。

受け入れるのはその先の話で、
まずはしっかり受け止める。

受け止めないと否定が始り、
否定が否定を生んで、
争いが始るんだと思います。

だから対話は素晴らしい。
相手をしっかり受け止めて、
争いの無い世界を作る、
彼らはそんな行動をしているんだなって、
そう思います。

遠くからだけど、
ブログなどで応援しますね!!
Re: 「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点
【返信元】 「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点
2010年02月17日 09:59
掛川らしい出会い、いいですね。
Re: 「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点
【返信元】 「日本一周ママチャリキャラバン」旅の通過点
2010年02月16日 13:07
【追加情報】
浜松入りした「日本一周ママチャリキャラバン」。
代表の古瀬くんに連絡したところ、浜松会場、今日の対話のテーマは、
『新しいモノを取り入れることは良いことだと思いますか?』
ということでした。

若者たちの問いかけは、自分自身にもそのまま跳ね返ってくると感じました。

河住雅子