まち本!の「静岡維新 ~クリエイター参加型ブンガク・ゲイジュツマガジンを発行~」
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静岡維新 ~クリエイター参加型ブンガク・ゲイジュツマガジンを発行~
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2010年08月18日 11:36
はじめて手に取ったのは2号だった。さらっとした紙の手触り。ページをめくると、思いのほかきちんと読み物記事が載っている。
もう一度、表紙に戻る。青空を背景に「静岡維新」というタイトル文字が白抜きで書かれ、天浜線「細谷駅」のホームに3人の若者が立っている。どこか照れたような、緊張したようなぎこちない様子で、まっすぐ前を、写真には写っていない遠くの方を見つめている。



静岡のクリエーターによるブンガク・ゲイジュツマガジン。
ネットを、当たり前に使いこなす世代の彼らがあえて作る紙媒体の冊子。この「静岡維新」を作る彼らに会ってみたい。書店のフリーコーナーで見つけた小さな冊子が、取材のきっかけだった。

平成22年8月7日(土)。
取材場所の掛川市竹の丸に現れたのは、静岡維新編集長の武友淳くんとデザイン担当の落合和くん。
2人はともに、1983年(昭和58年)生まれの27歳だ。



■2010年2月、「静岡維新」スタート!

まずは、「静岡維新」を始められたきっかけを教えてください。

武友
僕は小説を書いているのですが、もともと自分の小説を発表する場がほしい、たくさんの人に読んでもらいたい、と思ったのが最初なんです。ちょうど、小学校の同級生だった落合くんと「mixi」で再会し、彼がデザインの専門学校を出ていたことを知りました。僕はライターの仕事をしていたことがあるので、それじゃあ、僕が書いて落合くんがデザインして、自分たちで作ろうということになったんです。軽いノリです(笑)。



落合
それが2~3年くらい前ですかね。「静岡維新」というタイトルも決めていました。なのに、武友くんの仕事が忙しくなってしまい、しばらくは何も進まない宙ぶらりんな状態でした(笑)。「そろそろ、どうよ」と連絡したら、「オレもちょうど再開したいと思ってた!」って(笑)。それが去年の秋のことでした。



武友
最初はプリンターで100部くらい刷ればいいと思っていたんです。でも、落合くんから上ってきたものを見たら予想外に完成度が高くて(笑)。「ちゃんと印刷しないともったいない!」と、自分たちで何とか印刷費を捻出して300部刷りました。

2010年2月に発行された第1号は、小説が2編と、特集記事「徹底比較! 緑茶ペットボトル解体新書」でしたね。冊子のコピーは今と違って「静岡の新しい楽しみを提案するエンタメマガジン」でした。

武友
2号のコピーが「クリエーター参加型フリーマガジン」で、3号が「静岡のクリエーターによるブンガク・ゲイジュツマガジン」です(笑)。何も考えていなかったというか、進化しているというか……(笑)。
ただ、1号を発行したあと思いのほか反響があり、「自分の小説を読んでもらいたい」と僕が思っているのと同じように、自分の作品を見てもらいたいと思っているクリエーターが地域にはたくさんいるんだと知りました。頑張っているのに発表の場がない、PRが苦手……、そんな彼らに光を当てるようなことをしてみたい、仕事につながればいい、そんなふうに思うようになりました。

■地域のクリエーターに光を

「静岡を盛り上げるクリエーター」が2号3号の定番記事となっています。赤、黄色、青のデザイン、インパクトがありますね。

落合
ありがとうございます。「富士山」「海」「光」「クリエーターに光を当てる」をモチーフにしました。
デザインは、情報をまとめるのが仕事だと思っているので、見やすさ、伝わりやすさを第一に考えています。
こだわっているところは、余白かな。決まったレイアウトをわざと外したり、雑誌などで勉強しながらいろいろ試しています。



武友
企画会議も編集会議も喧々諤々、言いたい放題です。今は3人がメインに動いていますが、編集長(自分)の意見は、なぜか却下されることが多いです(笑)。

「冊子」という紙媒体を選んだ理由は?

武友
僕自身、本が好きで、手に取れるものが好きだからかな。「読めるもの」にしたい、という想いが強くありました。でも、どうしても紙でなければだめだとも思っていません。伝えられればいいと。
そして、たくさんの人に手にとってもらいたかったのでフリーペーパーにしました。

落合
デジタルの中で育っているので、逆にアナログが好き、というのもあります。パソコンでできるものばかりじゃ、つまらないですからね(笑)。

■これからの「静岡維新」の行方

タイトルは、なぜ「静岡維新」?

武友
僕自身、「明治維新」が好きだからです(笑)。幕末の志士たちが持つ熱い心、日本を変えたいという想いの強さに惹かれます。自分たちの手で静岡に新しい風を吹き込みたい、そんなふうに思いました。



毎号、テーマがありますよね。

武友
はい。1号の「お茶」、2号の「手ぬぐい」ときて、3号のテーマは「影」に決まりました。日の当らないところ、普段気にもとめないところにスポットを当てます。「静岡維新」は、他の雑誌ではやらないことをやってみたいと思っていますので。

今「他の雑誌ではやらないことを」というお話が出ましたが、改めて、この「静岡維新」をどんな冊子にしていきたいと思っていますか?

落合
消費することしか知らない人が多くなっている現代社会の中で、創り出すことの喜び、生み出すことの苦しみを面白いと感じ、やっている人がいることを知ってもらいたいですね。そして、この冊子を見た人が「面白い!」と感じてくれれば嬉しいです。つくるって、ホント面白いですから(笑)。

武友
この冊子が、芸術や文学の入口になればいいなと思います。デザインに興味を持ったり、小説に興味を持ったり、このイラストレーターに描いてほしいと思ったり。そのきっかけになればいいと。
だから、もし気に入ったクリエーターがいたら、どんどん声をかけてください。
そして、応援したいなと思う方はぜひ広告を出してください(笑)。

二人
どうぞよろしくお願いします!



別の仕事を持ちながら、企画、取材、執筆、編集、そして配布までこなす彼らの情熱。でもその熱さを感じさせない軽やかさ、身軽さが、見ていて気持ちがいいなと思う。
「来年は起業したい」「独立したい」という彼らのこれからを、応援し、見守っていきたいと思った。




ブログ「静岡維新編集前記」
http://shizuokaishin.hamazo.tv/

「静岡維新」設置店舗施設
http://maps.google.com/maps/ms?hl=ja&ie=UTF8&am…3&z=11

取材レポート:いいじゃん掛川編集局/河住雅子

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Re: 静岡維新 ~クリエイター参加型ブンガク・ゲイジュツマガジンを発行~
【返信元】 静岡維新 ~クリエイター参加型ブンガク・ゲイジュツマガジンを発行~
2010年08月18日 21:36
書店で、すぐ目に入りました!
自宅に帰ってゆっくり読みました。

きれいな、文と写真。
やさしい、心地良い冊子でした。
次回楽しみです!